「棘」は、植物や動物の体表にある鋭い突起を指す言葉です。物理的な痛みを伴う存在である一方、「心に棘がある」「棘のある言い方」のように、心理的な刺々しさを表す比喩としても使われます。多くの言語でも、植物の棘を示す語と、抽象的な刺々しさを示す語が使い分けられています。
本記事では世界各国の言葉での「棘」の表現を紹介します。
世界各国の「棘」の表現まとめ
日本語:棘(とげ) / 刺(とげ)
「棘(とげ)」は植物の鋭い突起を指します。「刺(とげ)」は魚の骨や小さな突起にも使われ、より広い意味を持ちます。
英語:thorn(ソーン) / spine(スパイン)
「thorn(ソーン)」はバラのような植物の棘を意味します。「spine(スパイン)」はサボテンや動物の棘を指します。
フランス語:épine(エピーヌ) / piquant(ピカン)
「épine(エピーヌ)」は植物の棘を意味します。「piquant(ピカン)」は刺激的・刺々しいという比喩的な意味でも使われます。
スペイン語:espina(エスピナ) / púa(プア)
「espina(エスピナ)」は棘や魚の骨を意味します。「púa(プア)」は鋭い突起やトゲ状の部分を指します。
イタリア語:spina(スピーナ) / aculeo(アクーレオ)
「spina(スピーナ)」は棘を意味します。「aculeo(アクーレオ)」は動物や昆虫の針状の突起を指します。
ドイツ語:Dorn(ドルン) / Stachel(シュタッヘル)
「Dorn(ドルン)」は植物の棘を意味します。「Stachel(シュタッヘル)」は針や刺のような鋭い突起を指します。
中国語:刺(ツー) / 棘(ジー)
「刺(ツー)」は棘や刺すものを意味します。「棘(ジー)」は植物の棘を指す語です。
韓国語:가시(カシ) / 찔레(チルレ)
「가시(カシ)」は棘を意味します。「찔레(チルレ)」は棘を持つ植物名としても使われます。
ロシア語:шип(シープ) / колючка(カリューチカ)
「шип(シープ)」は棘や突起を意味します。「колючка(カリューチカ)」は刺々しいものや棘を指します。
ポルトガル語:espinho(エスピーニョ) / farpa(ファルパ)
「espinho(エスピーニョ)」は植物の棘を意味します。「farpa(ファルパ)」は小さな刺や破片を指します。
トルコ語:diken(ディケン) / iğne(イーネ)
「diken(ディケン)」は植物の棘を意味します。「iğne(イーネ)」は針を意味し、比喩的に棘のような存在を指すことがあります。
アラビア語:شوكة(ショーカ) / حسكة(ハスカ)
「شوكة(ショーカ)」は棘や刺を意味します。「حسكة(ハスカ)」は小さな棘を指します。
スウェーデン語:tagg(タグ) / törne(トルネ)
「tagg(タグ)」は棘や突起を意味します。「törne(トルネ)」は植物の棘を指す語です。
最後に
棘は、小さくても強い存在です。thorn、espina、刺、가시――どの言語でも、痛みや鋭さを象徴する語として使われています。「棘」という言葉は、防御と刺激の両方を内包しています。



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