「魂」を表す外国語まとめ。各国の言葉でなんと言う?

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「魂(たましい)」は、人の命や心の根源、肉体を超えた精神的存在を意味する言葉です。 日本では「心」や「霊」とも深く結びつき、「強い魂」「清い魂」など、人間の生きる力の象徴としても使われます。

この記事では、各国語における「魂」の表現と文化的背景を紹介します。

目次

世界各国の「魂」の表現まとめ

日本語:魂(たましい) / 霊(れい) / 精神(せいしん)

「魂(たましい)」は生命の根源、「霊(れい)」は死後の存在、「精神(せいしん)」は意志や意識を指します。 神道では「八百万の神」に宿る力の象徴でもあり、「魂の強さ」「魂が燃える」などの表現で生命力を表します。

英語:soul(ソウル) / spirit(スピリット) / essence(エッセンス)

英語の「soul(ソウル)」は最も一般的な「魂」で、人格や感情を含む精神的存在。「spirit(スピリット)」はより超自然的で神聖な霊的存在、「essence(エッセンス)」は本質・存在の核を表します。

中国語:灵魂(リンフン) / 精神(ジンシェン)

中国語では「灵魂(línghún/リンフン)」が魂、「精神(jīngshén/ジンシェン)」が精神。 「灵(霊)」は霊妙な力、「魂」は生命力を表し、合わせて“肉体を超える意識”の意味になります。

韓国語:영혼(ヨンホン) / 정신(チョンシン)

韓国語では「영혼(yeonghon/ヨンホン)」が魂、「정신(jeongsin/チョンシン)」が精神。 「영혼이 아름답다(魂が美しい)」など、内面の純粋さを称える表現に使われます。

フランス語:âme(アーム) / esprit(エスプリ)

フランス語では「âme(âme/アーム)」が魂、「esprit(esprit/エスプリ)」が精神。 「âme」は個人の感情や心の深部を、「esprit」は理性や思考の側面を表します。

スペイン語:alma(アルマ) / espíritu(エスピリトゥ)

スペイン語では「alma(alma/アルマ)」が魂、「espíritu(espíritu/エスピリトゥ)」が霊。 カトリック文化では「alma」は神に導かれる存在、「espíritu」は神聖な息吹の象徴です。

ドイツ語:Seele(ゼーレ) / Geist(ガイスト)

ドイツ語では「Seele(Seele/ゼーレ)」が魂、「Geist(Geist/ガイスト)」が精神や霊。 哲学では「Seele」は感情・人格を含む内なる自我、「Geist」は理性・文化的意識を意味します。

イタリア語:anima(アニマ) / spirito(スピリト)

イタリア語では「anima(anima/アニマ)」が魂、「spirito(spirito/スピリト)」が精神。 「anima gemella(アニマ・ジェメッラ)」=“魂の双子”=“ソウルメイト”という表現が有名です。

ロシア語:душа(ドゥシャー) / дух(ドゥーフ)

ロシア語では「душа(dusha/ドゥシャー)」が魂、「дух(dukh/ドゥーフ)」が霊。 「русская душа(ルスカヤ・ドゥシャー)」=“ロシアの魂”という言葉は、情熱と哀愁の文化的象徴です。

アラビア語:روح(ルーフ) / نفس(ナフス)

アラビア語では「روح(rūḥ/ルーフ)」が魂、「نفس(nafs/ナフス)」が精神・自己。 イスラム哲学では「روح」は神から与えられた命の息吹、「نفس」は人間の欲と理性の間にある心を指します。

ヘブライ語:נשמה(ネシャマー) / רוח(ルアッハ)

ヘブライ語では「נשמה(neshamah/ネシャマー)」が魂、「רוח(ruach/ルアッハ)」が霊。 ユダヤ教では「נשמה」は神聖な魂、「רוח」は神の風・生命の息吹を表します。

タイ語:วิญญาณ(ウィンヤーン) / จิตวิญญาณ(チット・ウィンヤーン)

タイ語では「วิญญาณ(winyaan/ウィンヤーン)」が魂、「จิตวิญญาณ(chit winyaan/チット・ウィンヤーン)」が精神・心魂。 仏教的な概念と密接で、「魂が輪廻する」という信仰が根づいています。

ポルトガル語:alma(アルマ) / espírito(エスピリト)

ポルトガル語でも「alma(alma/アルマ)」が魂、「espírito(espírito/エスピリト)」が霊。 「alma livre(自由な魂)」など、詩や音楽の中で多用される言葉です。

ヒンディー語:आत्मा(アートマー) / आत्मा की शक्ति(アートマー・キー・シャクティ)

ヒンディー語では「आत्मा(ātmā/アートマー)」が魂。サンスクリット語起源で、ヒンドゥー哲学では“永遠の自己”を指します。「आत्मा की शक्ति(魂の力)」という言葉もあります。

インドネシア語:jiwa(ジワ) / roh(ロ)

インドネシア語では「jiwa(jiwa/ジワ)」が魂、「roh(roh/ロ)」が霊。 「semangat jiwa(魂の情熱)」など、精神的エネルギーを表す比喩としても多く使われます。

ベトナム語:linh hồn(リン・ホン) / tinh thần(ティン・タン)

ベトナム語では「linh hồn(linh hồn/リン・ホン)」が魂、「tinh thần(tinh thần/ティン・タン)」が精神。 「linh(霊的)」+「hồn(魂)」の組み合わせで、人間の心の本質を意味します。

トルコ語:ruh(ルフ) / can(ジャン)

トルコ語では「ruh(ruh/ルフ)」が魂、「can(can/ジャン)」が命や心。 「canım(ジャヌム)」=“私の魂・愛しい人”という表現があり、情熱と生命を象徴します。

ペルシャ語:روح(ルーフ) / جان(ジャーン)

ペルシャ語では「روح(rūḥ/ルーフ)」が霊的な魂、「جان(jān/ジャーン)」が命そのもの。 詩では「جان」の方が頻出し、「ای جان من(わが魂よ)」という愛の呼びかけとしても使われます。

最後に

この記事では、世界各国の「魂」の表現をご紹介しました。 「soul」「âme」「anima」「灵魂」「영혼」など、どの言語でも“生命の根源”“心の光”“永遠の存在”を象徴しています。

ネーミングに使う場合は、「生命」「内なる力」「心」「永遠」「真実」などを感じさせる深いテーマに適しています。

\次の言葉を探そう!/

この記事の執筆者
ワーグリ編集部

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