「悲しみ」は、喪失・別れ・後悔などによって生じる深い感情を表す言葉です。人間にとって避けがたい感情である一方、共感・癒し・成熟へとつながる契機としても語られてきました。各文化では、悲しみの重さや内面性、外への表れ方に応じて、異なる語が使い分けられています。
本記事では世界各国の言葉での「悲しみ」の表現を紹介します。
世界各国の「悲しみ」の表現まとめ
日本語:悲しみ(かなしみ) / 哀しみ(かなしみ)
「悲しみ」は一般的な表現です。「哀しみ」は内に沈む感情や余韻を強調し、文学的な響きを持ちます。
英語:sadness(サッドネス) / sorrow(ソロウ)
「sadness」は日常的な悲しみを表します。「sorrow」は深く長く続く悲嘆を意味し、文学や宗教で使われます。
フランス語:tristesse(トリステス) / chagrin(シャグラン)
「tristesse」は感情としての悲しみです。「chagrin」は失望や心の痛みを伴う悲しみを指します。
スペイン語:tristeza(トリステサ) / pena(ペナ)
「tristeza」は標準的な悲しみの語です。「pena」は同情や哀れみを含む悲しさを表します。
イタリア語:tristezza(トリステッツァ) / dolore(ドローレ)
「tristezza」は感情的な悲しみです。「dolore」は痛みを伴う深い悲嘆を意味します。
ドイツ語:Traurigkeit(トラウリヒカイト) / Kummer(クマー)
「Traurigkeit」は一般的な悲しみです。「Kummer」は心配や苦悩を含んだ感情を表します。
中国語:悲伤(ベイシャン) / 伤心(シャンシン)
「悲伤」は比較的フォーマルな悲しみです。「伤心」は心が傷つくような感情を表す口語表現です。
韓国語:슬픔(スルプム) / 비애(ピエ)
「슬픔」は一般的な悲しみです。「비애」は文語的で、深い哀しみを表します。
ロシア語:печаль(ピチャーリ) / грусть(グルースチ)
「печаль」は静かで深い悲しみです。「грусть」はやや軽く、物思いに沈む感情を表します。
ポルトガル語:tristeza(トリステーザ) / mágoa(マーゴア)
「tristeza」は一般的な悲しみです。「mágoa」は恨みや心の痛みを伴う感情を指します。
トルコ語:üzüntü(ユズュントゥ) / keder(ケデル)
「üzüntü」は日常的な悲しみです。「keder」はより深く重い悲嘆を表します。
アラビア語:حزن(フズン) / أسى(アサー)
「حزن」は一般的な悲しみです。「أسى」は嘆きや深い哀愁を含みます。
スウェーデン語:sorg(ソリ) / ledsamhet(レードサムヘート)
「sorg」は喪失に伴う悲しみです。「ledsamhet」は感情としての悲しさを指します。
最後に
悲しみは、誰かを大切に思った証でもあります。sadness、tristesse、悲伤――どの言語でも、悲しみは否定すべきものではなく、心の深さを示す感情として語られてきました。「悲しみ」という言葉は、人が痛みを抱えながらも前に進もうとする姿を映しています。



コメント