「ナマケモノ」は、木の上でゆっくりと生活する南米原産の哺乳類で、その極端に遅い動きから「のんびり」「省エネ」「脱力」の象徴として語られてきました。一方で、効率的な代謝や独自の生態を持つ生き物でもあり、単なる怠惰ではなく「自然に最適化された存在」ともいえます。各言語では「ゆっくり動く動物」「木にぶら下がる生き物」といった側面から表現されます。
本記事では世界各国の言葉での「ナマケモノ」の表現を紹介します。
世界各国の「ナマケモノ」の表現まとめ
日本語:ナマケモノ / 樹懶(じゅらん・文語)
「ナマケモノ」は一般的な表記です。「樹懶」は漢字による文語的表現です。
英語:sloth(スロウス) / tree sloth(ツリー・スロウス)
「sloth」は基本語です。「tree sloth」は木に住むナマケモノを強調した表現です。
フランス語:paresseux(パレスー) / paresseux arboricole(パレスー・アルボリコル)
「paresseux」はナマケモノの一般名です。「paresseux arboricole」は樹上性を強調した表現です。
スペイン語:perezoso(ペレソソ) / oso perezoso(オソ・ペレソソ)
「perezoso」はナマケモノの基本語です。「oso perezoso」は直訳で“怠け者のクマ”という意味の通称です。
イタリア語:bradipo(ブラディーポ) / bradipo arboricolo(ブラディーポ・アルボリコロ)
「bradipo」は一般的な名称です。「bradipo arboricolo」は樹上性を示します。
ドイツ語:Faultier(ファウルティーア) / Baumfaultier(バウムファウルティーア)
「Faultier」はナマケモノの基本語です。「Baumfaultier」は木に住むナマケモノを意味します。
中国語:树懒(シュラン) / 懒猴(ランホウ・口語的)
「树懒」は標準的な名称です。「懒猴」は地域によって使われることがある表現です。
韓国語:나무늘보(ナムヌルボ) / 늘보(ヌルボ・略称)
「나무늘보」は直訳で“木ののろま”という意味です。「늘보」は略称的表現です。
ロシア語:ленивец(レニーヴェツ) / древесный ленивец(ドレヴェスヌィ・レニーヴェツ)
「ленивец」はナマケモノの基本語です。「древесный ленивец」は樹上性を強調します。
ポルトガル語:preguiça(プレグイサ) / preguiça-de-três-dedos(プレグイサ・ジ・トレース・デドス)
「preguiça」は一般名です。「preguiça-de-três-dedos」は三本指ナマケモノを指します。
トルコ語:tembel hayvan(テンベル・ハイヴァン) / ağaç tembeli(アーチュ・テンベリ)
「tembel hayvan」は“怠け者の動物”という意味です。「ağaç tembeli」は木のナマケモノという表現です。
アラビア語:كسلان شجري(クスラーン・シャジャリー) / حيوان الكسلان(ハイワーン・アル=クスラーン)
「كسلان شجري」は樹上性のナマケモノを意味します。「حيوان الكسلان」は怠け者の動物という直訳的表現です。
スウェーデン語:sengångare(センゴーンガレ) / trädlevande sengångare(トレードレーヴァンデ・センゴーンガレ)
「sengångare」はナマケモノの基本語です。「trädlevande sengångare」は樹上性を強調した表現です。
最後に
ナマケモノは、遅さそのものを個性に変えた存在です。sloth、树懒、나무늘보――どの言語でも、ナマケモノは「ゆっくり」「自然体」「省エネルギー」の象徴として語られてきました。「ナマケモノ」という言葉は、急ぎ続ける世界の中で立ち止まる価値を映し出しています。



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