「鏡(かがみ)」は、姿や物を映し出す道具であり、日常生活だけでなく、文化的・宗教的にも重要な役割を果たしてきました。日本では「八咫鏡(やたのかがみ)」が三種の神器の一つとして神聖視されるなど、神話的な象徴でもあります。
この記事では、各国語における「鏡」の表現をまとめました。
世界各国の「鏡」の表現まとめ
日本語:鏡(かがみ)
日本語では「鏡(かがみ)」と呼ばれます。単なる道具を超え、「真実」や「自己の内面」を象徴する存在としても扱われます。
英語:mirror(ミラー) / looking glass(ルッキング グラス)
英語では「mirror(ミラー=鏡)」が一般的です。やや古風に「looking glass(ルッキング グラス)」とも表現されます。
中国語:镜子(ジンズ)
中国語では「镜子(jìngzi/ジンズ)」と呼ばれます。日常的な道具として広く使われる語です。
韓国語:거울(コウル)
韓国語では「거울(geoul/コウル)」と呼ばれます。伝承や童話にも登場する言葉です。
フランス語:miroir(ミルワール)
フランス語では「miroir(ミルワール)」と呼ばれます。文学や芸術でも「真実を映すもの」として象徴的に登場します。
スペイン語:espejo(エスペホ)
スペイン語では「espejo(エスペホ)」と呼ばれます。日常語としても文学的比喩としても使われます。
ドイツ語:Spiegel(シュピーゲル)
ドイツ語では「Spiegel(シュピーゲル)」と呼ばれます。有名なニュース雑誌「Der Spiegel(シュピーゲル=鏡)」にも使われています。
イタリア語:specchio(スペッキオ)
イタリア語では「specchio(スペッキオ)」と呼ばれます。哲学や芸術でも「自己認識」の象徴として扱われます。
ロシア語:зеркало(ゼールカラ)
ロシア語では「зеркало(zerkalo/ゼールカラ)」と呼ばれます。タルコフスキー監督の映画『鏡(Зеркало)』でも有名です。
アラビア語:مرآة(ミルアー)
アラビア語では「مرآة(mirʾāh/ミルアー)」と呼ばれます。日常語としても文学で比喩的に使われます。
ヘブライ語:מראה(マルアー)
ヘブライ語では「מראה(marʾeh/マルアー)」と呼ばれます。宗教的文脈でも「映し出すもの」として使われます。
タイ語:กระจก(クラジョック)
タイ語では「กระจก(kra-jok/クラジョック)」と呼ばれます。窓ガラスや鏡を指す際に使われます。
ポルトガル語:espelho(エシュペリョ)
ポルトガル語では「espelho(エシュペリョ)」と呼ばれます。スペイン語「espejo」と同源の言葉です。
ヒンディー語:दर्पण(ダルパン) / शीशा(シーシャー)
ヒンディー語では「दर्पण(darpaṇ/ダルパン=鏡、文語的)」「शीशा(śīśā/シーシャー=ガラス・鏡)」の両方が使われます。
インドネシア語:cermin(チェルミン)
インドネシア語では「cermin(チェルミン)」と呼ばれます。日常的に使われる語です。
ベトナム語:gương(グオン)
ベトナム語では「gương(グオン=鏡)」と呼ばれます。直訳的にも比喩的にも用いられます。
トルコ語:ayna(アイナ)
トルコ語では「ayna(アイナ=鏡)」と呼ばれます。ペルシャ語由来の語です。
ペルシャ語:آینه(アイネ)
ペルシャ語では「آینه(āyene/アイネ=鏡)」と呼ばれます。トルコ語「ayna」と同源です。
最後に
この記事では、世界各国の「鏡」の表現をご紹介しました。「mirror」「espejo」「Spiegel」「specchio」「зеркало」など、鏡はどの文化でも「映し出すもの」として重要な意味を持ちます。
ネーミングに使う場合は「真実」「自己探求」「神秘性」を象徴し、深みのある印象を与えることができます。
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