「歴史」を表す外国語まとめ。各国の言葉でなんと言う?

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「歴史(れきし)」は、過去の出来事や人々の営みを記録・伝承するものを指します。日本では「歴(へる)」と「史(ふみ)」の字が合わさり、「時を経た記録」という意味を持ちます。

この記事では、各国語における「歴史」の表現をまとめました。

目次

世界各国の「歴史」の表現まとめ

日本語:歴史(れきし) / 史(し)

「歴史」は「時を経る(歴)」と「記録する(史)」を合わせた語で、時間の積み重ねの中で起きた出来事を指します。「日本史」「世界史」など、学問・物語の両方に使われます。

英語:history(ヒストリー) / past(パスト)

英語の「history(ヒストリー)」はギリシャ語「historia(探求・記録)」に由来します。人類全体の歴史や、個人の過去も含みます。「make history(歴史を作る)」という慣用句も有名です。「past(パスト)」は時間的な“過去”を意味します。

中国語:历史(リーシー) / 史(シー)

中国語では「历史(lìshǐ/リーシー)」が「歴史」を意味します。古代から「史書(shǐshū/シーシュー)」として記録文化が発達し、『史記』や『春秋』などの名著があります。「历史悠久(歴史が長い)」という表現も一般的です。

韓国語:역사(ヨクサ)

韓国語では「역사(yeoksa/ヨクサ)」といいます。中国語と同源で、「한국의 역사(韓国の歴史)」「역사를 배우다(歴史を学ぶ)」など、文化や国の記憶を重んじる言葉です。

フランス語:histoire(イストワール)

フランス語の「histoire(histoire/イストワール)」は、「物語」と「歴史」の両方を意味します。たとえば「une histoire d’amour(愛の物語)」と「l’histoire de France(フランスの歴史)」のように、文脈で意味が変わります。

スペイン語:historia(イストリア)

スペイン語でも「historia(historia/イストリア)」が「歴史」と「物語」の両方の意味を持ちます。「la historia del mundo(世界の歴史)」や「una historia triste(悲しい物語)」など、感情を込めて使われます。

ドイツ語:Geschichte(ゲシヒテ)

ドイツ語では「Geschichte(ゲシヒテ)」が「歴史」「物語」の両義語です。語源は「起こったこと」。哲学的にも「die Geschichte der Menschheit(人類の歴史)」のように、深い時間的文脈を持ちます。

イタリア語:storia(ストーリア)

イタリア語では「storia(storia/ストーリア)」が「歴史」も「物語」も意味します。「la storia dell’arte(美術史)」や「una bella storia(素敵な物語)」のように、知性と感性を併せ持つ言葉です。

ロシア語:история(イストーリヤ)

ロシア語の「история(istoriya/イストーリヤ)」も「歴史」と「物語」の両方を意味します。「история России(ロシアの歴史)」「интересная история(面白い話)」など、文脈で区別されます。

アラビア語:تاريخ(ターリーフ)

アラビア語では「تاريخ(tārīkh/ターリーフ)」が「歴史」「年代記」を意味します。イスラーム文化では学問としての歴史研究が早くから発達し、「تاريخ الإسلام(イスラーム史)」などの表現があります。

ヘブライ語:היסטוריה(ヒストーリヤ)

ヘブライ語では「היסטוריה(historia/ヒストーリヤ)」が「歴史」を意味します。西洋語の「history」と同源で、宗教的な文脈では「神と人類の物語」として捉えられます。

タイ語:ประวัติศาสตร์(プラワッティサート)

タイ語では「ประวัติศาสตร์(prawattisāt/プラワッティサート)」が「歴史」を意味します。「ประวัติ(プラワット=経歴)」+「ศาสตร์(サート=学問)」から成り、「歴史学」という概念に近いです。

ポルトガル語:história(イストーリア)

ポルトガル語でも「história(história/イストーリア)」が「歴史」と「物語」の両義語。「fazer história(歴史を作る)」や「contar uma história(物語を語る)」など、多義的に使われます。

ヒンディー語:इतिहास(イティハース)

ヒンディー語では「इतिहास(itihās/イティハース)」が「歴史」を意味します。サンスクリット語起源で、古代叙事詩『マハーバーラタ』や『ラーマーヤナ』も“歴史(itihāsa)”として扱われます。

インドネシア語:sejarah(スジャラ)

インドネシア語では「sejarah(sejarah/スジャラ)」が「歴史」を意味します。マレー語由来で、「masa lalu(過去)」と対をなす概念。国の独立や文化を語る際に頻出します。

ベトナム語:lịch sử(リック スー)

ベトナム語では「lịch sử(lịch sử/リック スー)」が「歴史」を意味します。漢字「歴史」由来で、中国文化の影響を強く受けています。「lịch sử dân tộc(民族の歴史)」という表現が一般的です。

トルコ語:tarih(タリフ)

トルコ語の「tarih(tarih/タリフ)」はアラビア語「تاريخ」からの借用語で、「歴史」「年代記」を意味します。「dünya tarihi(世界史)」や「tarihi an(歴史的瞬間)」などの表現があります。

ペルシャ語:تاریخ(ターレーヒ)

ペルシャ語でも「تاریخ(tārix/ターレーヒ)」が「歴史」を意味し、同じくアラビア語に由来します。文学的には「تاریخ ایران(イランの歴史)」や「درس تاریخ(歴史の教訓)」といった形で使われます。

最後に

この記事では、世界各国の「歴史」の表現をご紹介しました。「history」「histoire」「Geschichte」「历史」「sejarah」など、どの言語でも「人間の記録」「時の流れ」「記憶の継承」を象徴する言葉です。

ネーミングに使う場合は、「伝統」「深み」「知恵」「永続性」を感じさせる、重厚で知的な印象を与えます。

\次の言葉を探そう!/

この記事の執筆者
ワーグリ編集部

この記事はワーグリ編集部が企画・執筆・編集を行っております。

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