「心」を表す外国語まとめ。各国の言葉でなんと言う?

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「心(こころ)」は、人間の感情・思考・意志・魂などを含む内面的な世界を表す言葉です。日本語では「優しい心」「心を込める」「心の声」など、感情と精神を一体化した意味で使われます。

この記事では、各国語における「心」の表現をまとめました。

目次

世界各国の「心」の表現まとめ

日本語:心(こころ) / 精神(せいしん) / 魂(たましい)

「心」は感情や思考の中心を意味し、「精神」は理性や意志、「魂」は生命や存在の根源を表します。「心を通わせる」「魂を込める」など、物質を超えた内面性を重んじる表現が多く見られます。

英語:heart(ハート) / mind(マインド) / soul(ソウル)

英語では「heart(ハート)」が感情や愛情の中心、「mind(マインド)」が理性や思考、「soul(ソウル)」が魂を意味します。「open your heart(心を開く)」「peace of mind(心の安らぎ)」など、状況によって使い分けられます。

中国語:心(シン) / 心灵(シンリン) / 灵魂(リンフン)

中国語では「心(xīn/シン)」が基本的な「心」。「心灵(xīnlíng/シンリン)」は「精神・心の世界」、「灵魂(línghún/リンフン)」は「魂・スピリット」を意味します。「真心(zhēnxīn/本当の心)」は日本語と同じような使われ方をします。

韓国語:마음(マウム) / 심장(シムジャン) / 영혼(ヨンホン)

韓国語の「마음(maeum/マウム)」は「心」や「気持ち」、「심장(simjang/シムジャン)」は「心臓」、「영혼(yeonghon/ヨンホン)」は「魂」を意味します。「따뜻한 마음(温かい心)」はよく使われる表現です。

フランス語:cœur(クール) / esprit(エスプリ) / âme(アーム)

フランス語では「cœur(cœur/クール)」が「心」「愛情」、「esprit(エスプリ)」が「知性」「精神」、「âme(アーム)」が「魂」。特に「de tout cœur(心を込めて)」や「belle âme(美しい魂)」は詩的な表現です。

スペイン語:corazón(コラソン) / mente(メンテ) / alma(アルマ)

スペイン語の「corazón(corazón/コラソン)」は「心・愛情」、「mente(mente/メンテ)」は「思考・理性」、「alma(alma/アルマ)」は「魂」を表します。「de todo corazón(心から)」や「alma gemela(魂の伴侶)」が有名な表現です。

ドイツ語:Herz(ヘルツ) / Geist(ガイスト) / Seele(ゼーレ)

ドイツ語では「Herz(Herz/ヘルツ)」が「心臓・心」、「Geist(ガイスト)」が「精神」「知性」、「Seele(ゼーレ)」が「魂」。哲学では「Geist」は重要な概念で、「心」と「意識」を広く含みます。

イタリア語:cuore(クオーレ) / mente(メンテ) / anima(アニマ)

イタリア語では「cuore(cuore/クオーレ)」が「心」、「mente(メンテ)」が「精神・頭脳」、「anima(アニマ)」が「魂」。愛の表現では「dal profondo del cuore(心の底から)」がよく使われます。

ロシア語:сердце(シェールツェ) / ум(ウム) / душа(ドゥシャ)

ロシア語では「сердце(serdtse/シェールツェ)」が「心・心臓」、「ум(um/ウム)」が「知性・思考」、「душа(dusha/ドゥシャ)」が「魂」を意味します。「добрая душа(優しい心)」という表現が一般的です。

アラビア語:قلب(カルブ) / عقل(アクル) / روح(ルーフ)

アラビア語では「قلب(qalb/カルブ)」が「心」「心臓」、「عقل(ʿaql/アクル)」が「理性」、「روح(rūḥ/ルーフ)」が「魂」。イスラーム神秘思想では「قلب」は霊的中心を意味し、非常に神聖な概念です。

ヘブライ語:לב(レーヴ) / רוח(ルーアハ) / נפש(ネフェシュ)

ヘブライ語では「לב(lev/レーヴ)」が「心」、「רוח(ruaḥ/ルーアハ)」が「霊・風・息」、「נפש(nefesh/ネフェシュ)」が「魂・命」。聖書では「לב」は人の意志と感情の座とされています。

タイ語:หัวใจ(フアジャイ) / จิตใจ(チッジャイ)

タイ語では「หัวใจ(huajai/フアジャイ)」が「心・心臓」、「จิตใจ(chitjai/チッジャイ)」が「精神・思いやり」を意味します。「คนมีหัวใจอ่อนโยน(優しい心を持つ人)」など温かい言葉として使われます。

ポルトガル語:coração(コラサォン) / mente(メンチ) / alma(アルマ)

ポルトガル語では「coração(coração/コラサォン)」が「心」、「mente(mente/メンチ)」が「理性」、「alma(alma/アルマ)」が「魂」。表現では「de coração aberto(心を開いて)」などが使われます。

ヒンディー語:दिल(ディル) / मन(マン) / आत्मा(アートマー)

ヒンディー語では「दिल(dil/ディル)」が「感情的な心」、「मन(man/マン)」が「精神的な心・意識」、「आत्मा(ātmā/アートマー)」が「魂・真我」。詩や歌詞では「दिल से(心から)」が頻繁に使われます。

インドネシア語:hati(ハティ) / jiwa(ジワ) / pikiran(ピキラン)

インドネシア語では「hati(hati/ハティ)」が「心・感情」、「jiwa(jiwa/ジワ)」が「魂・生命」、「pikiran(pikiran/ピキラン)」が「思考・意識」を意味します。「dari hati(心から)」という表現がよく使われます。

ベトナム語:trái tim(チャイ ティム) / tâm hồn(タム ホン) / tinh thần(ティン タン)

ベトナム語では「trái tim(trái tim/チャイ ティム)」が「心臓・愛情の心」、「tâm hồn(tâm hồn/タム ホン)」が「魂・心の内」、「tinh thần(tinh thần/ティン タン)」が「精神・意気」。どれも文脈によって使い分けられます。

トルコ語:kalp(カルプ) / gönül(ギョニュル) / ruh(ルーフ)

トルコ語では「kalp(kalp/カルプ)」が「心臓・感情の心」、「gönül(gönül/ギョニュル)」が「魂の心・深い愛情」、「ruh(ruh/ルーフ)」が「魂」。詩では「gönül bağı(心の絆)」などが用いられます。

ペルシャ語:دل(デル) / جان(ジャーン) / روح(ルーフ)

ペルシャ語では「دل(del/デル)」が「心・愛情の中心」、「جان(jān/ジャーン)」が「命・魂」、「روح(rūḥ/ルーフ)」が「霊・スピリット」を意味します。詩では「دل من(私の心)」や「جانم(我が魂)」が頻出します。

最後に

この記事では、世界各国の「心」の表現をご紹介しました。「heart」「cœur」「corazón」「kalp」「心」など、どの言語でも「感情」「愛」「意識」「魂」を内包した、最も人間らしい言葉です。

ネーミングに使う場合は、「温もり」「思いやり」「誠実」「内なる強さ」を感じさせる、静かで深みのある印象を与えます。

\次の言葉を探そう!/

この記事の執筆者
ワーグリ編集部

この記事はワーグリ編集部が企画・執筆・編集を行っております。

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