「ふわふわ」を表す外国語まとめ。各国の言葉でなんと言う？

「ふわふわ」は、日本語のオノマトペで、柔らかく軽い様子を表す言葉です。綿菓子や雲、毛布、パンケーキなどの質感に加え、心が落ち着かない「ふわふわした気持ち」といった比喩的な使い方もあります。

世界の言語では「柔らかい」「軽やか」「浮かぶような」といった表現に分かれて翻訳されます。

この記事では、様々な国と文化で使われる「ふわふわ」の表現をご紹介します。

世界各国の「ふわふわ」の表現まとめ

日本語：ふわふわ

日本語の「ふわふわ」は、擬態語として「柔らかい」「軽やか」「浮かぶような」状態を表します。食べ物、布、雲、感情など幅広く使える言葉です。

英語：fluffy（フラッフィー） / soft and light（ソフト アンド ライト）

英語では「fluffy」が最も近い表現で、毛布やパンケーキ、動物の毛などを形容します。「soft and light」は質感や雰囲気を表すときに使われます。

中国語：软绵绵（ルアン ミエンミエン） / 蓬松（ポンソン）

中国語では「软绵绵（ruǎn miánmián／柔らかくふんわりした）」や「蓬松（péngsōng／ふわっと広がる）」が対応します。特に布団や髪、動物の毛に使われます。

韓国語：폭신폭신（ポクシンポクシン） / 보송보송（ポソンポソン）

韓国語ではオノマトペ「폭신폭신（pokshin pokshin／ふかふか・ふわふわ）」や「보송보송（bosong bosong／さらっと柔らかい）」が使われます。食べ物や布団を形容する時によく登場します。

フランス語：moelleux（モワルー） / duveteux（デュヴトゥー）

フランス語では「moelleux（柔らかくしっとりした）」がケーキやパンのふわふわ感に、「duveteux（羽毛のように柔らかい）」が布や毛のふわふわに使われます。

スペイン語：esponjoso（エスポンホソ） / suave（スアベ）

スペイン語では「esponjoso（スポンジのようにふわふわ）」が食べ物や布に使われ、「suave（やわらかい）」は広い意味での柔らかさを指します。

ドイツ語：flauschig（フラウシッヒ） / weich und leicht（ヴァイヒ ウント ライヒト）

ドイツ語では「flauschig（毛のようにふわふわした）」が毛布や動物の毛に使われ、「weich und leicht（柔らかく軽い）」は一般的な質感を表します。

イタリア語：soffice（ソッフィチェ） / vaporoso（ヴァポローゾ）

イタリア語では「soffice（柔らかくふわふわ）」が一般的で、パンや布団などに使います。「vaporoso（蒸気のようにふわっとした）」は雲や髪に使われます。

ロシア語：пушистый（プシースティイ） / воздушный（ヴァズードゥシュヌィ）

ロシア語では「пушистый（pushistyy／毛のようにふわふわした）」が布や動物に使われ、「воздушный（vozdushnyy／空気のように軽い）」はケーキや雲などに使われます。

アラビア語：زغبي（ズグビー） / ناعم وخفيف（ナーイム ワ ハフィーフ）

アラビア語では「زغبي（zughbī／羽毛のようにふわふわ）」が直訳的表現で、「ناعم وخفيف（nā‘im wa khafīf／柔らかくて軽い）」もよく使われます。

ヘブライ語：רך ואוורירי（ラク ヴェアヴリリ）

ヘブライ語では「רך ואוורירי（rakh ve-avrirí／柔らかくて空気のような）」と表現されます。布やパンケーキなどに用いられます。

タイ語：นุ่มふわふわ = นุ่มฟู（ヌムフー） / เบาสบาย（バオ サバーイ）

タイ語では「นุ่มฟู（num-fu／ふかふかでふわふわした）」が布や食べ物に、「เบาสบาย（bao sabai／軽くて心地よい）」が比喩的なふわふわ感に使われます。

最後に

この記事では、世界各国の言語での「ふわふわ」の表現をご紹介しました。

「fluffy」「软绵绵」「폭신폭신」「moelleux」など、それぞれの言語で少しずつニュアンスが異なり、物理的な柔らかさだけでなく雰囲気や感情を含む表現もあります。

各国語の表現を知ることで、「ふわふわ」という言葉が持つ多彩なイメージをより豊かに楽しむことができるでしょう。