「綿毛」は、植物の種子や若芽などに見られる、ふわふわとした毛を指します。軽やかさ・儚さ・旅立ち・拡散といったイメージを伴い、タンポポの綿毛に代表されるように、詩や比喩の中でも頻繁に用いられてきました。各言語では「羽毛」「毛羽」「綿のようなもの」といった要素に分けて表現されます。
本記事では世界各国の言葉での「綿毛」の表現を紹介します。
世界各国の「綿毛」の表現まとめ
日本語:綿毛(わたげ) / 冠毛(かんもう)
「綿毛」は日常的な表現です。「冠毛」は植物学的な用語で、種子の先端に付く毛を指します。
英語:seed fluff(シード・フラフ) / pappus(パパス)
「seed fluff」は見た目に即した一般的な言い方です。「pappus」はタンポポなどの綿毛を指す植物学用語です。
フランス語:aigrette(エグレット) / duvet végétal(デュヴェ・ヴェジェタル)
「aigrette」はタンポポの綿毛を指す語です。「duvet végétal」は植物の産毛のような毛を意味します。
スペイン語:vilano(ビラーノ) / pelusa(ペルサ)
「vilano」は植物学的に使われる綿毛の名称です。「pelusa」はふわふわした毛全般を指す口語表現です。
イタリア語:pappo(パッポ) / piumino vegetale(ピウミーノ・ヴェジェターレ)
「pappo」はタンポポなどの綿毛を指す専門語です。「piumino vegetale」は植物の羽毛のような毛を意味します。
ドイツ語:Samenflaum(ザーメンフラウム) / Pappus(パップス)
「Samenflaum」は種子の綿毛を直訳的に表した語です。「Pappus」は学術的表現です。
中国語:绒毛(ロンマオ) / 冠毛(グアンマオ)
「绒毛」は柔らかい毛を広く指します。「冠毛」は植物学で使われる綿毛の正式名称です。
韓国語:솜털(ソムトル) / 관모(クァンモ)
「솜털」は綿のような柔らかい毛を指します。「관모」は植物学的な綿毛表現です。
ロシア語:пух(プーフ) / семенной пух(シミャノーイ・プーフ)
「пух」は羽毛・綿毛を意味する語です。「семенной пух」は種子の綿毛という説明的表現です。
ポルトガル語:penugem(ペヌジェン) / vilano(ヴィラーノ)
「penugem」は柔らかな毛を指します。「vilano」は植物学で使われる綿毛の名称です。
トルコ語:tüy(トゥユ) / tohum tüyü(トフム・トゥユ)
「tüy」は毛や羽毛を指す一般語です。「tohum tüyü」は種子の綿毛という説明的表現です。
アラビア語:زغب(ザガブ) / زغب البذور(ザガブ・アル=ブズール)
「زغب」は柔らかい毛を意味します。「زغب البذور」は種子の綿毛を指します。
スウェーデン語:fröfluff(フルー・フルフ) / växtludd(ヴェクストルッド)
「fröfluff」は種の綿毛を表す口語的表現です。「växtludd」は植物の産毛のような毛を意味します。
最後に
綿毛は、軽さと旅立ちの象徴です。pappus、aigrette、솜털――どの言語でも、綿毛は「広がる」「運ばれる」「次へ進む」という意味を帯びています。「綿毛」という言葉は、人が自然の循環や希望の連なりを見つめてきた視線そのものです。



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