「茄子(なす)」は、艶のある紫色とやわらかな果肉が特徴の野菜で、日本をはじめ世界各地の料理に欠かせない存在です。煮る・焼く・揚げるなど調理法の幅が広く、「受け止める」「染み込む」「名脇役」といったイメージとも結びついてきました。各言語では「紫の野菜」「果菜」「日常食材」といった側面から表現されます。
本記事では世界各国の言葉での「茄子」の表現を紹介します。
世界各国の「茄子」の表現まとめ
日本語:茄子(なす) / ナス
「茄子」は漢字表記で、「ナス」は日常的なカタカナ表記です。地域や料理名では「なすび」と呼ばれることもあります。
英語:eggplant(エッグプラント) / aubergine(オーバジーン)
「eggplant」は主にアメリカ英語で使われます。「aubergine」はイギリス英語・フランス語由来の表現です。
フランス語:aubergine(オーベルジーヌ) / aubergine violette(オーベルジーヌ・ヴィオレット)
「aubergine」は一般的な名称です。「aubergine violette」は紫色の茄子を指します。
スペイン語:berenjena(ベレンヘナ) / berenjena morada(ベレンヘナ・モラーダ)
「berenjena」は基本語です。「berenjena morada」は紫色の茄子を意味します。
イタリア語:melanzana(メランツァーナ) / melanzana viola(メランツァーナ・ヴィオラ)
「melanzana」は一般的な呼び名です。「melanzana viola」は色を強調した表現です。
ドイツ語:Aubergine(オーベルギーネ) / Eierfrucht(アイアーフルフト・文語的)
「Aubergine」が一般的です。「Eierfrucht」は直訳的な古い表現です。
中国語:茄子(チエズ) / 紫茄子(ズーチエズ)
「茄子」は一般的な名称です。「紫茄子」は紫色の茄子を指します。
韓国語:가지(カジ) / 가지채소(カジ・チェソ・説明的)
「가지」は茄子の基本語です。「가지채소」は野菜として説明する際の表現です。
ロシア語:баклажан(バクラジャン) / фиолетовый баклажан(フィオレートヴィ・バクラジャン)
「баклажан」は一般的な名称です。「фиолетовый баклажан」は紫色の茄子を意味します。
ポルトガル語:berinjela(ベリンジェラ) / berinjela roxa(ベリンジェラ・ホシャ)
「berinjela」は主にブラジルで使われます。「berinjela roxa」は紫色の茄子です。
トルコ語:patlıcan(パトルジャン) / mor patlıcan(モル・パトルジャン)
「patlıcan」は一般的な名称です。「mor patlıcan」は紫色の茄子を指します。
アラビア語:باذنجان(バーディンジャーン) / باذنجان بنفسجي(バーディンジャーン・バナフサジー)
「باذنجان」は一般的な呼び名です。「باذنجان بنفسجي」は紫色の茄子を意味します。
スウェーデン語:aubergine(オーベルジン) / äggplanta(エッグプランタ)
「aubergine」が一般的です。「äggplanta」は英語由来の別表現です。
最後に
茄子は、世界中で姿や名前を変えながら食卓に寄り添ってきた野菜です。eggplant、aubergine、茄子――どの言語でも、茄子は「受け止める食材」「料理を支える存在」として語られてきました。「茄子」という言葉は、日常の中で育まれてきた食文化の奥深さを映し出しています。



コメント