「人形(にんぎょう)」は、人の姿を模した像のことで、玩具としての「お人形」から、伝統芸能や宗教的な像まで幅広い意味を持ちます。世界各地で子供の遊びや文化的儀式に用いられてきました。
この記事では、各国語における「人形」の表現をまとめました。
世界各国の「人形」の表現まとめ
日本語:人形(にんぎょう) / お人形(おにんぎょう)
日本語では「人形(にんぎょう)」が一般的です。子供の遊び道具としての「お人形」や、雛人形・能人形など文化的な表現も豊かです。
英語:doll(ドール) / puppet(パペット) / figurine(フィギュリーン)
英語では「doll(ドール=お人形)」が最も一般的です。「puppet(パペット=操り人形)」や「figurine(フィギュリーン=小型の人形像)」など使い分けられます。
中国語:人偶(レンオウ) / 娃娃(ワーワ)
中国語では「人偶(rén’ǒu/レンオウ=人形像)」や「娃娃(wáwa/ワーワ=お人形、子供の玩具)」が使われます。地域によってニュアンスが異なります。
韓国語:인형(インヒョン)
韓国語では「인형(inhyeong/インヒョン)」と呼ばれ、玩具としての人形から展示用の像まで幅広く用いられます。
フランス語:poupée(プペ) / figurine(フィギュリーヌ) / marionnette(マリオネット)
フランス語では「poupée(プペ=お人形)」が基本です。「figurine(フィギュリーヌ=小像)」や「marionnette(マリオネット=操り人形)」もあります。
スペイン語:muñeca(ムニェカ) / muñeco(ムニェコ)
スペイン語では「muñeca(ムニェカ=女性の人形)」と「muñeco(ムニェコ=男性の人形)」を区別して使います。
ドイツ語:Puppe(プッペ) / Figur(フィギュア)
ドイツ語では「Puppe(プッペ=お人形)」が一般的です。「Figur(フィギュア=像、フィギュア人形)」も使われます。
イタリア語:bambola(バンボラ) / pupazzo(プパッツォ)
イタリア語では「bambola(バンボラ=お人形)」が基本です。「pupazzo(プパッツォ=操り人形やぬいぐるみ風人形)」もあります。
ロシア語:кукла(クークラ) / фигурка(フィグールカ)
ロシア語では「кукла(kukla/クークラ=お人形)」が一般的です。「фигурка(figurka/フィグールカ=小像)」も使われます。
アラビア語:دمية(ドゥミヤ)
アラビア語では「دمية(dumya/ドゥミヤ=人形)」が基本で、子供のおもちゃから装飾人形まで幅広く使われます。
ヘブライ語:בובה(ブーバー)
ヘブライ語では「בובה(buba/ブーバー=お人形)」と呼ばれます。子供の遊びに馴染み深い言葉です。
タイ語:ตุ๊กตา(トゥックター)
タイ語では「ตุ๊กตา(tukkata/トゥックター)」と呼ばれ、ぬいぐるみを含めた人形全般に使われます。
ポルトガル語:boneca(ボネカ) / boneco(ボネコ)
ポルトガル語では「boneca(ボネカ=女性の人形)」と「boneco(ボネコ=男性の人形)」を区別して使います。
ヒンディー語:गुड़िया(グディヤー) / पुतला(プトラ)
ヒンディー語では「गुड़िया(guḍiyā/グディヤー=お人形、特に女の子の人形)」や「पुतला(putlā/プトラ=人形像、マネキン的な意味合い)」があります。
インドネシア語:boneka(ボネカ)
インドネシア語では「boneka(ボネカ)」と呼ばれ、玩具人形から装飾用まで広く用いられます。
ベトナム語:búp bê(ブップ ベー)
ベトナム語では「búp bê(ブップ ベー=お人形)」と呼ばれ、子供のおもちゃの代表的存在です。
トルコ語:bebek(ベベク) / kukla(ククラ)
トルコ語では「bebek(ベベク=人形/赤ちゃん人形)」や「kukla(ククラ=操り人形、パペット)」があります。
ペルシャ語:عروسک(アローサク)
ペルシャ語では「عروسک(‘arusak/アローサク=人形)」と呼ばれ、可愛い愛称的な響きを持つ言葉です。
最後に
この記事では、世界各国の言語での「人形」の表現をご紹介しました。「doll」「poupée」「muñeca」「bambola」「кукла」など、言語ごとに響きが異なり、文化的背景も豊かです。
ネーミングに活かすときは、可愛らしさ・芸術性・伝統性を強調するかによって、選ぶ表現を変えると効果的です。
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