「呪い」を表す外国語まとめ。各国の言葉でなんと言う?

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「呪い(のろい)」とは、他者に不幸をもたらす意志や儀式、あるいは運命的な報いを意味する言葉です。 日本では「呪(まじな)い」「祟(たた)り」とも呼ばれ、神聖と恐怖が混じり合う観念として古くから語られています。

目次

世界各国の「呪い」の表現まとめ

日本語:呪い(のろい) / 祟り(たたり)

日本語の「呪い」は、言葉や儀式を通じて人に害を与えるもの。 「祟り(たたり)」は、神仏や亡霊が怒りによって人に災いをもたらすことを指します。 一方で、「呪(まじな)い」は守護・加護の意味も持ちます。

英語:curse(カース) / hex(ヘックス) / spell(スペル)

英語では「curse(curse/カース)」が最も一般的で、“呪い・悪意ある祈り”の意味。 「hex(hex/ヘックス)」は魔女などが行う呪術的な呪い。 「spell(spell/スペル)」は魔法の呪文全般を指します。

フランス語:malédiction(マレディクシオン) / sortilège(ソルティレージュ)

フランス語の「malédiction(malédiction/マレディクシオン)」は“悪しき言葉による呪い”。 「sortilège(sortilège/ソルティレージュ)」は魔法や呪文そのものを意味します。 文学では“la malédiction des dieux(神の呪い)”など荘厳に使われます。

スペイン語:maldición(マルディシオン) / hechizo(エチーソ)

スペイン語では「maldición(maldición/マルディシオン)」が呪い。 「hechizo(hechizo/エチーソ)」は“魔法・まじない”を意味します。 “¡Qué maldición!(なんて呪われた!)”という感嘆表現も日常的です。

イタリア語:maledizione(マレディツィオーネ) / incantesimo(インカンテージモ)

イタリア語の「maledizione(maledizione/マレディツィオーネ)」は呪い。 「incantesimo(incantesimo/インカンテージモ)」は“魔法・呪文”。 “una maledizione eterna(永遠の呪い)”という表現が映画や小説でもよく登場します。

ドイツ語:Fluch(フルーフ) / Bann(バン)

ドイツ語では「Fluch(Fluch/フルーフ)」が“呪い・呪詛”。 「Bann(Bann/バン)」は“封印・禁断・魔的束縛”を意味します。 “verflucht(ヴェアフルヒト)”は“呪われた”の形容詞です。

中国語:诅咒(ズージョウ) / 咒语(ジョウユー)

中国語では「诅咒(zǔzhòu/ズージョウ)」が“呪い・呪詛”。 「咒语(zhòuyǔ/ジョウユー)」は“呪文・マントラ”の意。 古典では“天谴(tiānqiǎn/天の罰)”として神の怒りも同義で扱われます。

韓国語:저주(チョジュ) / 주술(チュスル)

韓国語では「저주(jeoju/チョジュ)」が呪い。 「주술(jusul/チュスル)」は呪術やまじないを意味します。 “저주받은(呪われた)”は映画や小説でもよく使われます。

ロシア語:проклятие(プロクリャーチエ) / заклятие(ザクリャーチエ)

ロシア語では「проклятие(proklyatie/プロクリャーチエ)」が呪い。 「заклятие(zaklyatie/ザクリャーチエ)」は呪文や魔法の詠唱を意味します。 両者ともスラヴ神話や正教の文脈でも使われる言葉です。

ポルトガル語:maldição(マルディサォン) / feitiço(フェイチソ)

ポルトガル語では「maldição(maldição/マルディサォン)」が呪い。 「feitiço(feitiço/フェイチソ)」は“魔法・まじない”。 “lançar uma maldição(呪いをかける)”という表現があります。

トルコ語:lanet(ラーネット) / büyü(ビュユ)

トルコ語では「lanet(lanet/ラーネット)」が呪い、 「büyü(büyü/ビュユ)」は魔法や呪術を指します。 “lanet olsun!(呪われろ!)”は感情的な罵り文句としても使われます。

アラビア語:لعنة(ラアナ) / سحر(シフル)

アラビア語では「لعنة(laʿna/ラアナ)」が呪い、“神の怒り・呪詛”を表す語。 「سحر(siḥr/シフル)」は魔法や呪術を指します。 “ملعون(malʿūn/マルウーン)”は“呪われた者”という形容詞です。

ヒンディー語:शाप(シャープ) / अभिशाप(アビシャープ)

ヒンディー語では「शाप(śāp/シャープ)」が“呪い”。 「अभिशाप(abhiśāp/アビシャープ)」は“神聖な呪い・因果的な罰”を意味します。 インド神話では神々の怒りとして頻繁に登場します。

インドネシア語:kutukan(クトゥカン) / sihir(シヒル)

インドネシア語では「kutukan(kutukan/クトゥカン)」が呪い、 「sihir(sihir/シヒル)」は魔法・呪術。 “orang terkutuk(呪われた人)”という表現もあります。

ベトナム語:lời nguyền(ロイ・グエン)

ベトナム語では「lời nguyền(lời nguyền/ロイ・グエン)」が呪いを意味します。 “lời”は“言葉”、“nguyền”は“誓う・祈る”という語で、直訳すると“呪いの言葉”。

ペルシャ語:نفرین(ナフリーン) / جادو(ジャードゥー)

ペルシャ語では「نفرین(nafrīn/ナフリーン)」が呪い。 「جادو(jādū/ジャードゥー)」は“魔術・呪文”。 古典詩では“愛と呪い”が対比される象徴的モチーフです。

最後に

この記事では、世界各国の「呪い」の表現をご紹介しました。 「curse」「malédiction」「Fluch」「诅咒」「저주」「لعنة」「शाप」など、 どの言語でも“言葉の力による災い・因果・恐れ”を表します。

ネーミングとしては、「黒き呪詛」「言霊の影」「Eternal Curse」「Malefic Song」など、 神秘・禁忌・因果をテーマにした作品やブランドにふさわしい語です。

\次の言葉を探そう!/

この記事の執筆者
ワーグリ編集部

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