「雲」を表す外国語まとめ。各国の言葉でなんと言う?

  • URLをコピーしました!

「雲(くも)」は、空に浮かぶ水蒸気の集まりを指す言葉です。形を変えながら流れていくその姿は、自由や移ろい、儚さの象徴として文学や絵画に多く登場します。

この記事では、各国語における「雲」の表現をまとめました。

目次

世界各国の「雲」の表現まとめ

日本語:雲(くも)

日本語の「雲(くも)」は、自然現象としての意味のほか、「雲の上の存在」「雲行きが怪しい」など、比喩としてもよく使われます。流動性や無常観を象徴する言葉です。

英語:cloud(クラウド)

英語では「cloud(クラウド)」が基本形で、比喩として「a cloud of sadness(悲しみの雲)」や「cloud nine(最高の幸福)」などの表現があります。近年ではデータ保存の「cloud computing(クラウド)」の意味も有名です。

中国語:云(ユン) / 白云(バイユン)

中国語では「云(yún/ユン)」が「雲」、「白云(báiyún/バイユン)」が「白い雲」を意味します。詩では「浮云(fúyún/浮かぶ雲)」が「儚さ」「別離」を象徴します。

韓国語:구름(クリム)

韓国語では「구름(gureum/クリム)」といい、詩的な表現として「하늘 위의 구름(空の上の雲)」や「구름처럼 살다(雲のように生きる)」などが使われます。自由や夢を象徴する言葉です。

フランス語:nuage(ニュアージュ)

フランス語では「nuage(ニュアージュ)」が「雲」を意味します。「un nuage de rêve(夢の雲)」など詩的な表現も多く、柔らかく幻想的な響きを持ちます。

スペイン語:nube(ヌーベ)

スペイン語では「nube(nube/ヌーベ)」が「雲」。比喩的に「vivir en las nubes(夢見がちに生きる)」=「夢想する」「空想にふける」としても使われます。

ドイツ語:Wolke(ヴォルケ)

ドイツ語では「Wolke(ヴォルケ)」が「雲」を意味します。「Wolkenmeer(雲海)」や「über den Wolken(雲の上で)」など、壮大さや自由の象徴として使われます。

イタリア語:nuvola(ヌーヴォラ)

イタリア語では「nuvola(ヌーヴォラ)」が「雲」。詩では「le nuvole passano(雲は流れる)」のように、移ろいと時間の流れを表現します。音楽家ルーチョ・ダッラの名曲『Le nuvole』でも有名です。

ロシア語:облако(オブラコ) / туча(トゥーチャ)

ロシア語では「облако(oblako/オブラコ)」が「雲」、「туча(tucha/トゥーチャ)」は雨雲や嵐の雲を指します。文学では「тучи уходят(雲が去る)」が「苦難が去る」の比喩になります。

アラビア語:سحابة(サハーバ) / غيم(ガイム)

アラビア語では「سحابة(sahāba/サハーバ)」が「雲」、「غيم(ghaym/ガイム)」が詩的に「雨雲」を意味します。イスラム詩では「رحمة كالغيم(雲のような慈悲)」という表現がよく使われます。

ヘブライ語:ענן(アナン)

ヘブライ語では「ענן(anan/アナン)」といいます。宗教的文脈では「神の臨在(שכינה)」が「雲」として象徴されることもあり、「光と雲」は神聖の比喩として並びます。

タイ語:เมฆ(メーク)

タイ語では「เมฆ(mêek/メーク)」といいます。「ก้อนเมฆ(コン メーク)」は「ひとかたまりの雲」を意味し、夢想的なニュアンスで使われることもあります。

ポルトガル語:nuvem(ヌーヴェン)

ポルトガル語では「nuvem(nuvem/ヌーヴェン)」といいます。「nuvens passageiras(通り過ぎる雲)」は「時の流れ」「人生の儚さ」を象徴する表現です。

ヒンディー語:बादल(バーダル)

ヒンディー語では「बादल(bādal/バーダル)」といいます。詩や映画では「तूफ़ान के बादल(嵐の雲)」や「बादलों के पार(雲の向こう)」など、希望や変化の象徴として登場します。

インドネシア語:awan(アワン)

インドネシア語では「awan(アワン)」が「雲」を意味します。「di atas awan(雲の上で)」は「理想の世界」「夢見心地」を表す比喩です。

ベトナム語:mây(メイ)

ベトナム語では「mây(メイ)」が「雲」。詩では「trôi theo mây(雲とともに流れる)」という表現があり、「自由」「別れ」「時の移ろい」を象徴します。

トルコ語:bulut(ブルト)

トルコ語では「bulut(ブルト)」が「雲」。愛や孤独の比喩にも使われ、「yalnız bir bulut(孤独な雲)」という詩的な言葉があります。

ペルシャ語:ابر(アブル)

ペルシャ語では「ابر(abr/アブル)」といいます。古典詩では「ابر و باد(雲と風)」が自然や運命の力を象徴する組み合わせとしてよく使われます。

最後に

この記事では、世界各国の「雲」の表現をご紹介しました。「cloud」「nuage」「雲」「bulut」など、どの言語でも「移ろい」「自由」「夢」「時間の流れ」を象徴する詩的な言葉です。

ネーミングに使う場合は、「ふわりとした幻想」「変化」「やさしさ」「高み」を感じさせる柔らかく神秘的な印象を与えます。

\次の言葉を探そう!/

この記事の執筆者
ワーグリ編集部

この記事はワーグリ編集部が企画・執筆・編集を行っております。

✔こちらにも興味があるかもしれません。
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次