「北斗七星」は、夜空にひときわ分かりやすく並ぶ七つの星からなる星の並びで、方角を知る手がかりとして古くから人々の暮らしと結びついてきました。
旅人の道しるべ、天の秩序、永遠の象徴として、神話・宗教・文学の中でも特別な位置を占めています。各言語では「北の星」「大きなひしゃく」「天の戦車」など、形や役割に基づいて表現されます。
本記事では世界各国の言葉での「北斗七星」の表現を紹介します。
世界各国の「北斗七星」の表現まとめ
日本語:北斗七星(ほくとしちせい) / 北斗(ほくと)
「北斗七星」は七つの星からなる星列の正式名称です。「北斗」は略称で、神話的・象徴的な意味合いでも用いられます。
英語:Big Dipper(ビッグ・ディッパー) / Ursa Major(アーサ・メジャー)
「Big Dipper」は「大きなひしゃく」という意味で、北斗七星の星並びを指す一般的な呼び名です。「Ursa Major」は星座としての「おおぐま座」を指します。
フランス語:Grande Ourse(グランド・ウルス) / Grand Chariot(グラン・シャリオ)
「Grande Ourse」は「おおぐま座」を意味します。「Grand Chariot」は「大きな戦車・車輪」という意味で、星の並びの形に由来する呼び名です。
スペイン語:Osa Mayor(オサ・マヨール) / El Carro(エル・カーロ)
「Osa Mayor」はおおぐま座を指します。「El Carro」は「車」という意味で、北斗七星の形を表した呼称です。
イタリア語:Orsa Maggiore(オルサ・マッジョーレ) / Grande Carro(グランデ・カッロ)
「Orsa Maggiore」はおおぐま座の名称です。「Grande Carro」は「大きな車」を意味し、星の並びの形から来ています。
ドイツ語:Großer Wagen(グローサー・ヴァーゲン) / Großer Bär(グローサー・ベーア)
「Großer Wagen」は「大きな荷車」を意味する呼び名です。「Großer Bär」はおおぐま座を指します。
中国語:北斗七星(ベイドウ・チーシン) / 北斗(ベイドウ)
「北斗七星」は日本語と同じ漢字表記で、古代から天の秩序を司る星として重視されてきました。「北斗」は略称です。
韓国語:북두칠성(プクトゥ・チルソン) / 북두(プクトゥ)
「북두칠성」は北斗七星の正式名称です。「북두」はその略称で、象徴的な意味合いでも用いられます。
ロシア語:Большая Медведица(ボリシャーヤ・メドヴェーディツァ) / Большой Ковш(ボリショイ・コフシュ)
「Большая Медведица」はおおぐま座を意味します。「Большой Ковш」は「大きなひしゃく」という意味で、星の並びを表した呼び名です。
ポルトガル語:Ursa Maior(ウルサ・マイオール) / Grande Carro(グランジ・カーロ)
「Ursa Maior」はおおぐま座を指します。「Grande Carro」は「大きな車」という意味の形状由来の表現です。
トルコ語:Büyük Ayı(ビュユク・アユ) / Büyük Kepçe(ビュユク・ケプチェ)
「Büyük Ayı」は「大きな熊」、すなわちおおぐま座を意味します。「Büyük Kepçe」は「大きなひしゃく」という形状に基づく呼称です。
アラビア語:الدب الأكبر(アッ=ドゥッブ・アル=アクバル) / المغرفة الكبرى(アル=マグラファ・アル=クブラ)
「الدب الأكبر」は「大きな熊」、すなわちおおぐま座を意味します。「المغرفة الكبرى」は「大きなひしゃく」という形を表した名称です。
スウェーデン語:Karlavagnen(カールラヴァグネン) / Stora Björnen(ストーラ・ビョルネン)
「Karlavagnen」は「カールの車」を意味する伝統的な呼び名で、北斗七星の形を表します。「Stora Björnen」はおおぐま座を指します。
最後に
北斗七星は、世界中で「道しるべ」「天の秩序」「永遠」の象徴として見上げられてきました。Big Dipper、北斗七星、북두칠성――どの言語でも、この星の並びは「迷わぬための光」「人と宇宙をつなぐしるし」と結びついて語られます。「北斗七星」という言葉は、人が夜空に意味を見出し、星とともに生きてきた歴史そのものです。



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