「大丈夫」は、不安や問題がないことを伝える日本語独特の表現です。安心・許可・受容・励ましなど、文脈によって意味が大きく変わり、対人コミュニケーションで非常に重要な役割を果たします。各言語では、「安全」「問題なし」「心配不要」といった要素に分解されて表現されることが多く、ニュアンスの違いがはっきり現れます。
本記事では世界各国の言葉での「大丈夫」の表現を紹介します。
世界各国の「大丈夫」の表現まとめ
日本語:大丈夫(だいじょうぶ) / 問題ない(もんだいない)
「大丈夫」は安心・肯定・拒否まで含む多義的な言葉です。「問題ない」は状況判断としてやや客観的な表現になります。
英語:it’s okay(イッツ・オーケー) / no problem(ノー・プロブレム)
「it’s okay」は最も幅広く使われる表現です。「no problem」は依頼や謝罪への肯定的返答として使われます。
フランス語:ça va(サ・ヴァ) / pas de problème(パ・ドゥ・プロブレーム)
「ça va」は体調・状況ともに使える便利な言葉です。「pas de problème」は問題がないことを明確に示します。
スペイン語:está bien(エスタ・ビエン) / no hay problema(ノ・アイ・プロブレマ)
「está bien」は了承・安心の意味を持ちます。「no hay problema」は支障がないことを伝える表現です。
イタリア語:va bene(ヴァ・ベーネ) / nessun problema(ネッスン・プロブレーマ)
「va bene」は了承・同意を示します。「nessun problema」は心配無用という意味合いです。
ドイツ語:kein Problem(カイン・プロブレーム) / alles gut(アレス・グート)
「kein Problem」は日常的な表現です。「alles gut」は安心させるニュアンスが強い言い方です。
中国語:没问题(メイ・ウェンティー) / 没事(メイ・シー)
「没问题」は問題がないことを明確に示します。「没事」は軽く安心させる口語表現です。
韓国語:괜찮아요(クェンチャナヨ) / 문제없어요(ムンジェオプソヨ)
「괜찮아요」は日本語の「大丈夫」に非常に近い表現です。「문제없어요」は客観的に問題がないことを示します。
ロシア語:всё в порядке(フショー・フ・パリャートケ) / нормально(ナリマールナ)
「всё в порядке」は正式・安心感のある表現です。「нормально」は口語的で軽い「大丈夫」です。
ポルトガル語:tudo bem(トゥード・ベン) / sem problema(セン・プロブレマ)
「tudo bem」は非常に汎用的な表現です。「sem problema」は支障がないことを示します。
トルコ語:sorun yok(ソルン・ヨク) / tamam(タマム)
「sorun yok」は問題なしという意味です。「tamam」は了承・OKのニュアンスで使われます。
アラビア語:لا بأس(ラー・バアス) / تمام(タマーム)
「لا بأس」は問題ない・大丈夫という意味です。「تمام」は了承や安心を示します。
スウェーデン語:ingen fara(インゲン・ファーラ) / det är okej(デット・エル・オケイ)
「ingen fara」は心配無用という意味です。「det är okej」は英語由来のカジュアルな表現です。
最後に
「大丈夫」は、一言で安心を共有できる特別な言葉です。it’s okay、괜찮아요、没事――各言語は同じ安心を伝えつつも、文化ごとに焦点を置くポイントが異なります。「大丈夫」という言葉は、人が不安を和らげ、関係を円滑にするために育ててきた知恵の結晶です。



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