「怪盗」を表す外国語まとめ。各国の言葉でなんと言う?

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「怪盗」は、盗みを働きながらも知性・美学・遊び心を併せ持つ存在として描かれることが多い言葉です。

単なる犯罪者ではなく、物語や大衆文化では“華麗さ”“トリックスター性”“反権力”の象徴として扱われ、各言語でもニュアンスの違う表現が使われます。

では、世界各国の表現を見ていきましょう。

目次

世界各国の「怪盗」の表現まとめ

日本語:怪盗(かいとう) / 大怪盗(だいかいとう)

「怪盗」は知略・変装・予告状などを伴う華麗な盗賊を指します。「大怪盗」は伝説級・物語的な存在感を強調する言い方です。

英語:phantom thief(ファントム・シーフ) / master thief(マスター・シーフ)

「phantom thief」は日本の怪盗像に最も近い表現です。「master thief」は技量の高さを強調した言い方です。

フランス語:gentleman cambrioleur(ジャンティヤム・カンブリオルール) / voleur élégant(ヴォルール・エレガン)

「gentleman cambrioleur」は“紳士怪盗”という意味で、怪盗文化の源流的表現です。「voleur élégant」は優雅な盗賊を表します。

スペイン語:ladrón fantasma(ラドロン・ファンタスマ) / ladrón elegante(ラドロン・エレガンテ)

「ladrón fantasma」は幻の怪盗というニュアンスです。「ladrón elegante」は洗練された盗賊像を示します。

イタリア語:ladro gentiluomo(ラードロ・ジェンティルオーモ) / maestro ladro(マエストロ・ラードロ)

「ladro gentiluomo」は紳士的な怪盗を指します。「maestro ladro」は技術の達人という意味合いです。

ドイツ語:Phantomdieb(ファントムディープ) / Meisterdieb(マイスター・ディープ)

「Phantomdieb」は怪盗の定訳に近い表現です。「Meisterdieb」は熟練の盗賊を意味します。

中国語:怪盗(グァイトウ) / 绅士盗贼(シェンシー・ダオゼイ)

「怪盗」は日本由来の語として使われます。「绅士盗贼」は“紳士的な盗賊”という説明的表現です。

韓国語:괴도(クェド) / 신사 도둑(シンサ・ドドゥク)

「괴도」は怪盗の定訳です。「신사 도둑」は紳士怪盗というニュアンスを持ちます。

ロシア語:призрачный вор(プリズラチヌィ・ヴォール) / мастер-вор(マステル・ヴォール)

「призрачный вор」は幻の怪盗という意味です。「мастер-вор」は達人級の盗賊を指します。

ポルトガル語:ladrão fantasma(ラドラォン・ファンタズマ) / ladrão elegante(ラドラォン・エレガンチ)

「ladrão fantasma」は神出鬼没な怪盗を表します。「ladrão elegante」は美学を持つ盗賊像です。

トルコ語:hayalet hırsız(ハヤレット・フルスズ) / usta hırsız(ウスタ・フルスズ)

「hayalet hırsız」は幻の怪盗という意味です。「usta hırsız」は熟練の盗賊を指します。

アラビア語:لص شبح(リッス・シャバフ) / لص نبيل(リッス・ナビール)

「لص شبح」は幽霊のような怪盗です。「لص نبيل」は高潔・紳士的な盗賊を意味します。

スウェーデン語:fantomtjuv(ファントムシュー) / mästertjuv(メステルシュー)

「fantomtjuv」は怪盗の直訳的表現です。「mästertjuv」は名人級の盗賊を表します。

最後に

怪盗は、法を破りながらも“秩序の裏側”を照らす存在として描かれてきました。phantom thief、gentleman cambrioleur、괴도――どの言語でも共通するのは、単なる盗みではなく「知性・美学・物語性」を備えた人物像です。怪盗という言葉は、人が悪にすらロマンを見出してきた歴史を映しています。

\次の言葉を探そう!/

この記事の執筆者
ワーグリ編集部

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