「野菜(やさい)」は、食卓を支える植物性の食材全般を指す言葉で、 健康・自然・生命力を象徴する存在でもあります。 文化によって分類や呼び方が異なり、料理・農業・日常生活に深く根付いた重要な概念です。
世界各国の「野菜」の表現まとめ
日本語:野菜(やさい) / 青物(あおもの)
日本語の「野菜(やさい)」は“野の菜”が語源で、食用植物全般を指します。 「青物(あおもの)」は昔の呼び名で、緑の葉物野菜を中心にした言い方です。
英語:vegetable(ベジタブル) / veggies(ヴェジーズ)
英語の「vegetable(ベジタブル)」は最も一般的な語。 口語では「veggies(ヴェジーズ)」と呼ばれ、軽く親しみを込めた表現になります。 “fresh vegetables(新鮮な野菜)”は一般的な組み合わせです。
フランス語:légumes(レギューム)
フランス語の「légumes(レギューム)」は野菜全般を指します。 料理文化の中心的概念で、“légumes de saison(旬の野菜)”などの表現があります。
スペイン語:verduras(ベルドゥラス) / vegetales(ベヘタレス)
「verduras(ベルドゥラス)」は緑色の葉物野菜に近いニュアンス。 「vegetales(ベヘタレス)」は植物性食材全般を指すより広い語です。
イタリア語:verdura(ヴェルドゥーラ) / ortaggi(オルタッジ)
イタリア語の「verdura(ヴェルドゥーラ)」は一般的な野菜。 「ortaggi(オルタッジ)」は畑で栽培される野菜の総称で、料理文脈で使われます。
ドイツ語:Gemüse(ゲミューゼ)
ドイツ語では「Gemüse(ゲミューゼ)」が野菜全般。 日常でも料理でもそのまま使われる万能の語です。
中国語:蔬菜(スーツァイ) / 青菜(チンツァイ)
「蔬菜(shūcài/スーツァイ)」は最も一般的な“野菜”。 「青菜(qīngcài/チンツァイ)」は緑の葉物野菜を指す言葉で、料理名にもよく登場します。
韓国語:채소(チェソ) / 야채(ヤチェ)
韓国語「채소(chaeso/チェソ)」は正式な“野菜”。 「야채(yachae/ヤチェ)」は日常的で、日本語由来の“やさい”が起源という説もあります。
ロシア語:овощи(オーヴァシ)
ロシア語の「овощи(óvoshchi/オーヴァシ)」は野菜全般。 寒冷地で育つ根菜文化と強く結びついた語です。
ポルトガル語:vegetais(ヴェジタイス) / verduras(ヴェルドゥラス)
「vegetais(vegetais/ヴェジタイス)」は植物性食材全般。 「verduras(verduras/ヴェルドゥラス)」は緑の葉物中心のニュアンスです。
トルコ語:sebze(セブゼ)
トルコ語の「sebze(セブゼ)」は野菜全般を意味します。 野菜料理が多い地中海文化と密接に結びついた語です。
アラビア語:خضار(フダール) / خضروات(フドゥルワート)
「خضار(khuḍār/フダール)」は単数的な“野菜”。 「خضروات(khuḍrawāt/フドゥルワート)」は複数形で、“野菜全般”として日常的に使われます。
ヒンディー語:सब्ज़ी(サブジ) / सब्जियाँ(サブジヤーン)
ヒンディー語では「सब्ज़ी(sabzī/サブジ)」が“野菜・野菜料理”の両方を指す非常に重要な語。 複数形の「सब्जियाँ(sabziyā̃/サブジヤーン)」もよく使われます。
インドネシア語:sayur(サユール) / sayuran(サユラン)
インドネシア語の「sayur(サユール)」は野菜、 「sayuran(サユラン)」は“野菜類”をまとめる語です。 料理文化において非常に頻出します。
ベトナム語:rau(ラウ)
ベトナム語「rau(rau/ラウ)」は野菜全般を表します。 香草文化が盛んなため、ミントやバジルなども広い意味で“rau”に含まれます。
ペルシャ語:سبزیجات(サブズィジャート) / سبزی(サブズィ)
「سبزیجات(sabzijāt/サブズィジャート)」は“野菜類”全般を指す語。 「سبزی(sabzi/サブズィ)」は野菜・香草の両方に使われ、ペルシャ料理と密接な意味を持ちます。
最後に
この記事では、世界各国の「野菜」の表現をご紹介しました。 「vegetable」「légumes」「蔬菜」「채소」「sebze」「सब्ज़ी」など、 どの文化でも“自然の恵み・健康・生命力”を象徴する重要な言葉です。
ネーミングとしては、「Green Harvest」「菜の息吹」「Verdura Bloom」など、 自然・健康・成長をイメージした作品やブランドに向いています。



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