「みかん(蜜柑)」は、日本を代表する柑橘類のひとつ。 冬になるとこたつと共に語られる存在であり、家族の団らんや温かい時間の象徴です。 また、その色や香りから「太陽」「幸福」「優しさ」のイメージを持つ果実でもあります。
世界各国の「みかん」の表現まとめ
日本語:蜜柑(みかん) / 温州みかん(うんしゅうみかん)
日本語の「蜜柑(みかん)」は、もともと中国から伝わった柑橘の一種。 「温州みかん」は日本固有の品種で、皮がむきやすく甘みが強いのが特徴です。 冬の風物詩として、「こたつにみかん」は日本の象徴的な情景の一つです。
英語:mandarin orange(マンダリン・オレンジ) / tangerine(タンジェリン)
英語では「mandarin orange(mandarin orange/マンダリン・オレンジ)」がみかんに最も近い表現。 また、「tangerine(tangerine/タンジェリン)」はマンダリンの一種で、やや濃いオレンジ色を指します。 温かみ・爽やかさ・幸福感を象徴する言葉として使われます。
フランス語:mandarine(マンダリンヌ)
フランス語の「mandarine(mandarine/マンダリンヌ)」は、香り高い小さなオレンジを指します。 「parfum de mandarine(マンダリンの香り)」は幸福や癒しの象徴的な表現です。
スペイン語:mandarina(マンダリーナ)
スペイン語では「mandarina(mandarina/マンダリーナ)」がみかん。 “dulce como una mandarina(みかんのように甘い)”という比喩表現もあります。 地中海沿岸では冬の風物詩です。
イタリア語:mandarino(マンダリーノ)
イタリア語の「mandarino(mandarino/マンダリーノ)」は、“みかん”や“マンダリン”を意味します。 イタリア南部では“太陽の果実(frutto del sole)”として親しまれます。
ドイツ語:Mandarine(マンダリーネ)
ドイツ語では「Mandarine(Mandarine/マンダリーネ)」がみかん。 冬の季節には「Weihnachts-Mandarine(クリスマスみかん)」として親しまれ、 温かい団欒や家庭の象徴とされています。
中国語:橘子(ジュウズ) / 蜜柑(ミーガン)
中国語では「橘子(júzi/ジュウズ)」が一般的なみかん。 「蜜柑(mìgān/ミーガン)」も使われ、日本語の語源でもあります。 橘は古来より“吉祥・幸福・長寿”の象徴で、新年の贈り物として重んじられます。
韓国語:귤(キュル)
韓国語では「귤(gyul/キュル)」がみかん。 済州島(チェジュド)は韓国有数のみかんの産地で、“제주 귤(チェジュ・キュル)”は冬の味覚の代名詞です。
ロシア語:мандарин(マンダリン)
ロシア語では「мандарин(mandarin/マンダリン)」。 冬の風物詩であり、「Новый год(ノーヴィ・ゴート/新年)」の象徴的な果物です。 “запах мандарина(マンダリンの香り)”は懐かしさを呼ぶ表現でもあります。
ポルトガル語:tangerina(タンジェリーナ) / mexerica(メシェリカ)
ポルトガル語では「tangerina(tangerina/タンジェリーナ)」がみかん。 ブラジルでは「mexerica(メシェリカ)」と呼ばれることもあります。 いずれも明るく爽やかな印象を持つ言葉です。
トルコ語:mandalina(マンダリナ)
トルコ語では「mandalina(mandalina/マンダリナ)」がみかん。 地中海沿岸の果物として冬の定番であり、幸福と家庭の温かさを表す言葉です。
アラビア語:يوسفي(ユースフィー) / برتقال صغير(ブルトゥカール・サギール)
アラビア語では「يوسفي(yūsufī/ユースフィー)」または「برتقال صغير(burtuqāl ṣaghīr/小さなオレンジ)」がみかん。 “يوسفي”はエジプトや中東で一般的な呼称で、冬の果物として親しまれています。
ヒンディー語:संतरा(サントラー)
ヒンディー語では「संतरा(santarā/サントラー)」がみかん。 インド中部のナグプル地方が特に有名で、“Nagpur Orange”はブランド果実です。
インドネシア語:jeruk(ジュルック) / jeruk mandarin(ジュルック・マンダリン)
インドネシア語では「jeruk(jeruk/ジュルック)」が柑橘類全般、 「jeruk mandarin(jeruk mandarin/ジュルック・マンダリン)」がみかん。 爽やかさと健康の象徴として人気です。
ベトナム語:quýt(クイット)
ベトナム語では「quýt(quýt/クイット)」がみかん。 旧正月(テト)には縁起の良い果物として飾られ、家庭円満や繁栄の象徴とされています。
ペルシャ語:نارنگی(ナーランギー)
ペルシャ語では「نارنگی(nārangī/ナーランギー)」がみかん。 語源はサンスクリット語の“nāraṅga(ナランガ)”で、“オレンジ”の語源にもなった古い言葉です。
最後に
この記事では、世界各国の「みかん」の表現をご紹介しました。 「mandarin」「橘子」「귤」「tangerina」「नारंगी」など、 どの言語でも“太陽・幸福・家庭・温かさ”を象徴しています。
ネーミングとしては、「陽だまりのみかん」「Golden Mandarin」「橘の香り」「Sunny Heart」など、 優しさ・幸福感・懐かしさを表す言葉として最適です。



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