「妖精」を表す外国語まとめ。各国の言葉でなんと言う?

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「妖精(ようせい)」は、自然や魔法の力を持つ小さな存在として描かれることが多く、純粋さ・神秘・希望・自然の調和を象徴する言葉です。

この記事では、各国語における「妖精」の表現と文化的な背景を紹介します。

目次

世界各国の「妖精」の表現まとめ

日本語:妖精(ようせい) / 精霊(せいれい) / 小人(こびと)

日本語では「妖精」は自然や光の存在として親しまれます。「精霊」はより神聖で自然と一体化した存在、「小人」は西洋のフェアリーに近い可愛らしいイメージです。

英語:fairy(フェアリー) / pixie(ピクシー) / sprite(スプライト) / nymph(ニンフ)

英語では「fairy(フェアリー)」が一般的な妖精。「pixie(ピクシー)」は小さくいたずら好きな妖精、「sprite(スプライト)」は水や風の精、「nymph(ニンフ)」はギリシャ神話の自然の精霊を指します。

中国語:妖精(ヤオジン) / 精灵(ジンリン) / 小仙女(シャオシェンニュ)

中国語では「妖精(yāojing/ヤオジン)」が基本語で、人や動物が霊的存在に変わったものを指します。「精灵(jīnglíng/ジンリン)」は西洋的な妖精に近く、「小仙女(xiǎo xiānnǚ/シャオシェンニュ)」は「可愛い妖精のような少女」を意味します。

韓国語:요정(ヨジョン) / 정령(チョンリョン)

韓国語では「요정(yojeong/ヨジョン)」が妖精、「정령(jeongnyeong/チョンリョン)」が自然の精霊。特に「요정」は美しい女性的なイメージで使われます。

フランス語:fée(フェ) / elfe(エルフ) / esprit(エスプリ)

フランス語では「fée(fée/フェ)」が妖精の一般語。「elfe(elfe/エルフ)」は神話的な長寿の存在、「esprit(esprit/エスプリ)」は霊・精神を意味します。「La fée Clochette(ティンカーベル)」が有名です。

スペイン語:hada(アダ) / elfo(エルフォ) / espíritu(エスピリトゥ)

スペイン語では「hada(hada/アダ)」が妖精、「elfo(elfo/エルフォ)」がエルフ、「espíritu(espíritu/エスピリトゥ)」が精霊。愛や自然の象徴として童話にも頻出します。

ドイツ語:Fee(フェー) / Elf(エルフ) / Naturgeist(ナトゥアガイスト)

ドイツ語では「Fee(Fee/フェー)」が妖精、「Elf(Elf/エルフ)」が神話的存在、「Naturgeist(Naturgeist/ナトゥアガイスト)」は自然霊。グリム童話にも登場する古典的モチーフです。

イタリア語:fata(ファータ) / elfo(エルフォ) / spirito(スピリト)

イタリア語では「fata(fata/ファータ)」が妖精の基本語。「elfo(elfo/エルフォ)」は北欧的な妖精、「spirito(spirito/スピリト)」は精神的存在。「Fata Morgana(蜃気楼)」という言葉もあります。

ロシア語:фея(フェーヤ) / эльф(エリフ) / дух(ドゥーフ)

ロシア語では「фея(feya/フェーヤ)」が妖精、「эльф(elf/エリフ)」がエルフ、「дух(dukh/ドゥーフ)」が精霊。物語では夢や自然を司る存在として登場します。

アラビア語:جنية(ジンニーヤ) / جن(ジン)

アラビア語では「جنية(jinniyah/ジンニーヤ)」が女性の妖精的存在、「جن(jinn/ジン)」が精霊全般。イスラム伝承では、人間と並行して存在する神秘的な種族とされます。

ヘブライ語:פיה(フィヤ) / שדון(シャドン) / רוח(ルアッハ)

ヘブライ語では「פיה(fiyah/フィヤ)」が妖精、「שדון(shadon/シャドン)」が小悪魔的存在、「רוח(ruach/ルアッハ)」が霊的存在。文化によって妖精と精霊の境界が曖昧です。

タイ語:นางฟ้า(ナーン・ファー) / ภูต(プート)

タイ語では「นางฟ้า(nang fa/ナーン・ファー)」が天女のような妖精、「ภูต(phut/プート)」が自然霊。美と優しさを象徴します。

ポルトガル語:fada(ファーダ) / elfo(エルフォ) / espírito(エスピリト)

ポルトガル語では「fada(fada/ファーダ)」が妖精、「elfo(elfo/エルフォ)」がエルフ、「espírito(espírito/エスピリト)」が精霊。童話や詩では夢と希望の象徴です。

ヒンディー語:परी(パリー) / अप्सरा(アプスラー)

ヒンディー語では「परी(parī/パリー)」が妖精の基本語、「अप्सरा(apsarā/アプスラー)」が天界の美しい精霊。インド神話では踊りと水を司る存在として登場します。

インドネシア語:peri(ペリ) / bidadari(ビダダリ)

インドネシア語では「peri(peri/ペリ)」が妖精、「bidadari(bidadari/ビダダリ)」が天女・天の精霊。インドネシア神話では愛と純粋さの象徴です。

ベトナム語:tiên(ティエン) / nàng tiên(ナン・ティエン)

ベトナム語では「tiên(tiên/ティエン)」が仙女や妖精、「nàng tiên(nàng tiên/ナン・ティエン)」が美しい女性の妖精。優雅で神秘的な存在を意味します。

トルコ語:peri(ペリ) / cin(ジン)

トルコ語では「peri(peri/ペリ)」が妖精、「cin(cin/ジン)」が精霊。特に「peri」は美しい女性の妖精を指し、伝承にも多く登場します。

ペルシャ語:پری(パリ) / جن(ジン)

ペルシャ語では「پری(parī/パリ)」が妖精で、非常に美しい女性的存在。「جن(jinn/ジン)」は精霊。「پری‌دخت(parīdokht/パリードフト)」は“妖精の娘”という詩的な言葉です。

最後に

この記事では、世界各国の「妖精」の表現をご紹介しました。「fairy」「fée」「peri」「精灵」など、どの言語でも「自然」「魔法」「夢」「純粋さ」の象徴です。

ネーミングに使う場合、「幻想的」「優雅」「神秘」「自然と調和する美」を感じさせる言葉として最適です。

\次の言葉を探そう!/

この記事の執筆者
ワーグリ編集部

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