「蜂(はち)」は、翅を持つ昆虫で、花の蜜や花粉を集める役割を担っています。日本では「ミツバチ」や「スズメバチ」が有名で、古くから人間の生活や文化と深く関わってきました。
この記事では、各国語における「蜂」の表現をまとめました。
世界各国の「蜂」の表現まとめ
日本語:蜂(はち) / ミツバチ
日本語では「蜂(はち)」が総称で、「ミツバチ」は養蜂や自然の象徴としてよく知られます。「スズメバチ」など危険な種類もあります。
英語:bee(ビー) / wasp(ワスプ)
英語では「bee(ビー=ミツバチや蜂全般)」が一般的で、「wasp(ワスプ=スズメバチやアシナガバチ)」と区別されます。
中国語:蜂(フォン) / 蜜蜂(ミーフォン)
中国語では「蜂(fēng/フォン=蜂全般)」が総称で、「蜜蜂(mìfēng/ミーフォン=ミツバチ)」が特に養蜂などでよく使われます。
韓国語:벌(ポル) / 꿀벌(クルポル)
韓国語では「벌(beol/ポル=蜂全般)」が一般的で、「꿀벌(kkulbeol/クルポル=ミツバチ、直訳で“蜜蜂”)」も広く使われます。
フランス語:abeille(アベイユ) / guêpe(ゲップ)
フランス語では「abeille(アベイユ=蜂、特にミツバチ)」が基本で、「guêpe(ゲップ=スズメバチ、アシナガバチ)」と区別されます。
スペイン語:abeja(アベハ) / avispa(アビスパ)
スペイン語では「abeja(アベハ=ミツバチや蜂全般)」と「avispa(アビスパ=スズメバチ)」が使われます。
ドイツ語:Biene(ビーネ) / Wespe(ヴェスペ)
ドイツ語では「Biene(ビーネ=蜂、特にミツバチ)」と「Wespe(ヴェスペ=スズメバチ)」が区別されます。
イタリア語:ape(アーペ) / vespa(ヴェスパ)
イタリア語では「ape(アーペ=蜂)」が基本で、「vespa(ヴェスパ=スズメバチ)」も一般的です。なお「Vespa(スクーター)」の語源でもあります。
ロシア語:пчела(プチラ) / оса(アサ)
ロシア語では「пчела(pchela/プチラ=ミツバチ)」と「оса(osa/アサ=スズメバチ)」が区別されます。
アラビア語:نحلة(ナハラ) / دبور(ダッブール)
アラビア語では「نحلة(naḥla/ナハラ=ミツバチ)」が基本で、「دبور(dabbūr/ダッブール=スズメバチ)」も使われます。
ヘブライ語:דבורה(ドヴォラ) / צרעה(ツルアー)
ヘブライ語では「דבורה(dvorah/ドヴォラ=ミツバチ)」が一般的で、「צרעה(tzira‘a/ツルアー=スズメバチ)」もあります。
タイ語:ผึ้ง(プン) / ตัวต่อ(トゥア トー)
タイ語では「ผึ้ง(phʉ̂ng/プン=ミツバチ)」が一般的で、「ตัวต่อ(tua tò/トゥア トー=スズメバチ)」も使われます。
ポルトガル語:abelha(アベーリャ) / vespa(ヴェスパ)
ポルトガル語では「abelha(アベーリャ=ミツバチ)」と「vespa(ヴェスパ=スズメバチ)」が一般的です。
ヒンディー語:मधुमक्खी(マドゥマッキー) / बर्र(バルラ)
ヒンディー語では「मधुमक्खी(madhumakkhī/マドゥマッキー=ミツバチ)」が一般的で、「बर्र(barr/バルラ=スズメバチ)」も使われます。
インドネシア語:lebah(ルバ) / tawon(タウォン)
インドネシア語では「lebah(ルバ=蜂、ミツバチ)」と「tawon(タウォン=スズメバチ)」が一般的です。
ベトナム語:ong mật(オン マット) / ong bắp cày(オン バップ カイ)
ベトナム語では「ong mật(オン マット=ミツバチ)」と「ong bắp cày(オン バップ カイ=スズメバチ)」を区別します。
トルコ語:arı(アル) / yaban arısı(ヤバン アルス)
トルコ語では「arı(アル=蜂全般)」が一般的で、「yaban arısı(ヤバン アルス=スズメバチ)」も使われます。
ペルシャ語:زنبور(ザンブール) / زنبور سرخ(ザンブール ソルフ)
ペルシャ語では「زنبور(zanbūr/ザンブール=蜂)」が基本で、「زنبور سرخ(zanbūr-e sorkh/ザンブール ソルフ=スズメバチ、直訳で“赤い蜂”)」もあります。
最後に
この記事では、世界各国の「蜂」の表現をご紹介しました。「bee」「abeille」「Biene」「蜜蜂」「벌」など、言語ごとに区別の仕方や象徴性が異なります。
ネーミングに使う場合は「勤勉」「協力」「自然」「鋭さ」を象徴し、力強さや働き者のイメージを与えることができます。
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