「シャチ」は、クジラ目ハクジラ亜目に属する大型の海洋哺乳類で、英語では「Orca(オルカ)」や「Killer whale(キラー ホエール)」として知られます。日本では古くから海の王者として親しまれ、強さや知恵を象徴する存在です。
この記事では、世界各国における「シャチ」の表現をまとめました。
世界各国の「シャチ」の表現まとめ
日本語:シャチ / 鯱(しゃち)
日本語では「シャチ」と呼び、漢字では「鯱(しゃち)」と表記します。尾びれを反り返した装飾(城の屋根の鯱鉾)としても有名です。
英語:orca(オルカ) / killer whale(キラー ホエール)
英語では「orca(オルカ=学名に由来)」が正式名で、「killer whale(キラー ホエール=殺し屋クジラ)」は俗称として広まりました。文化的には力強さと恐れの両面を象徴します。
中国語:虎鲸(フージン)
中国語では「虎鲸(hǔjīng/フージン=トラのクジラ)」と呼びます。模様が虎のようであることから名付けられました。
韓国語:범고래(ポムゴレ)
韓国語では「범고래(beom gorae/ポムゴレ=虎クジラ)」と呼ばれます。こちらも虎に例えられる命名です。
フランス語:orque(オルク)
フランス語では「orque(オルク)」と呼ばれます。英語の「orca」と同源です。
スペイン語:orca(オルカ) / ballena asesina(バジェナ アセシーナ)
スペイン語では「orca(オルカ)」が正式で、「ballena asesina(バジェナ アセシーナ=殺し屋クジラ)」も俗称として使われます。
ドイツ語:Orka(オルカ) / Schwertwal(シュヴェルトヴァル)
ドイツ語では「Orka(オルカ)」と「Schwertwal(シュヴェルトヴァル=剣クジラ)」があり、後者は体型やヒレの鋭さに由来します。
イタリア語:orca(オルカ)
イタリア語では「orca(オルカ)」と呼ばれ、ラテン語起源の伝統的な表現です。
ロシア語:косатка(カサトカ)
ロシア語では「косатка(kosatka/カサトカ)」と呼ばれます。特定の種を指す固有の呼び方です。
アラビア語:الحوت القاتل(アル・フートゥ アル・カーティル) / أوركا(ウルカ)
アラビア語では「الحوت القاتل(al-ḥūt al-qātil/アル・フートゥ アル・カーティル=殺し屋クジラ)」と「أوركا(ūrkā/ウルカ)」が使われます。
ヘブライ語:לוויתן קטלן(リヴィヤタン カトラン)
ヘブライ語では「לוויתן קטלן(livyatan katlan/リヴィヤタン カトラン=殺し屋クジラ)」と呼ばれます。
タイ語:วาฬเพชฌฆาต(ワーン ペッチャカート)
タイ語では「วาฬเพชฌฆาต(wān phetchakāt/ワーン ペッチャカート=殺し屋クジラ)」が一般的に使われます。
ポルトガル語:orca(オルカ) / baleia assassina(バレイア アサッシーナ)
ポルトガル語では「orca(オルカ)」が基本で、「baleia assassina(バレイア アサッシーナ=殺し屋クジラ)」もあります。
ヒンディー語:ऑर्का(オルカ) / किलर व्हेल(キラー ホウェール)
ヒンディー語では「ऑर्का(orka/オルカ)」が使われ、「किलर व्हेल(kilar vhel/キラー ホウェール)」も一般的に使われます。
インドネシア語:paus pembunuh(パウス プンブヌ) / orka(オルカ)
インドネシア語では「paus pembunuh(パウス プンブヌ=殺し屋クジラ)」と「orka(オルカ)」が使われます。
ベトナム語:cá voi sát thủ(カー ヴォイ サット トゥー) / orca(オルカ)
ベトナム語では「cá voi sát thủ(カー ヴォイ サット トゥー=殺し屋クジラ)」と「orca(オルカ)」が一般的です。
トルコ語:orkinos balinası(オルキノス バリナス) / katil balina(カーティル バリナ)
トルコ語では「orkinos balinası(オルキノス バリナス=オルカのクジラ)」や「katil balina(カーティル バリナ=殺し屋クジラ)」と呼ばれます。
ペルシャ語:نهنگ قاتل(ナハング ガーテル) / اورکا(オルカ)
ペルシャ語では「نهنگ قاتل(nahang-e qātel/ナハング ガーテル=殺し屋クジラ)」と「اورکا(orka/オルカ)」が使われます。
最後に
この記事では、世界各国の言語での「シャチ」の表現をご紹介しました。「orca」「killer whale」「虎鲸」「범고래」など、各文化で恐れと尊敬を集める象徴的な存在として語られています。
ネーミングに使う場合は、力強さ・神秘性・支配力といったイメージを込めるとインパクトのある表現になります。
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