「爪(つめ)」は、指先を保護し、物をつかんだり引っかいたりするための硬い部分を指します。人間のネイルや動物の爪を含み、比喩的に「鋭さ」「痕跡」「力」を表すこともあります。
この記事では、各国語における「爪」の表現をまとめました。
世界各国の「爪」の表現まとめ
日本語:爪(つめ)
日本語の「爪(つめ)」は、人間の指の爪も動物の爪も指します。「爪痕(つめあと)」は比喩的に「痕跡」を意味します。
英語:nail(ネイル) / claw(クロウ) / talon(タロン)
英語では「nail(ネイル=人間の爪)」、「claw(クロウ=動物の爪)」、「talon(タロン=猛禽類の鋭い爪)」が使い分けられます。
中国語:指甲(ジージャ) / 爪子(ジャオズ)
中国語では「指甲(zhǐjia/ジージャ=人間の爪)」が一般的です。「爪子(zhuǎzi/ジャオズ=動物の爪)」は動物に使います。
韓国語:손톱(ソントプ) / 발톱(パルトプ) / 발굽(パルグプ)
韓国語では「손톱(sontop/ソントプ=手の爪)」、「발톱(baltop/パルトプ=足の爪)」、「발굽(balgup/パルグプ=動物の蹄)」と使い分けられます。
フランス語:ongle(オングル) / griffe(グリフ)
フランス語では「ongle(オングル=人間の爪、ネイル)」が基本です。動物の鋭い爪は「griffe(グリフ)」と呼ばれます。
スペイン語:uña(ウニャ) / garra(ガラ)
スペイン語では「uña(ウニャ=人間の爪)」が一般的です。「garra(ガラ=猛獣の爪、鉤爪)」は動物に使います。
ドイツ語:Nagel(ナーゲル) / Klaue(クラウエ)
ドイツ語では「Nagel(ナーゲル=人間の爪)」が基本で、「Klaue(クラウエ=動物の鉤爪)」も使われます。
イタリア語:unghia(ウンギア) / artiglio(アルティリオ)
イタリア語では「unghia(ウンギア=人間の爪)」が一般的です。「artiglio(アルティリオ=猛禽や獣の爪)」もあります。
ロシア語:ноготь(ノガチ) / коготь(コガチ)
ロシア語では「ноготь(nogot’/ノガチ=人間の爪)」と「коготь(kogot’/コガチ=動物の爪)」が使い分けられます。
アラビア語:ظفر(ズフル) / مخلب(ムクラブ)
アラビア語では「ظفر(ẓufr/ズフル=人間の爪)」が基本で、動物の爪は「مخلب(mukhlab/ムクラブ)」といいます。
ヘブライ語:ציפורן(ツィポレン) / טופר(トーフェル)
ヘブライ語では「ציפורן(tsiporen/ツィポレン=爪、ネイル)」が一般的です。動物の爪は「טופר(tofer/トーフェル)」とも表現されます。
タイ語:เล็บ(レップ) / กรงเล็บ(グロンレップ)
タイ語では「เล็บ(lep/レップ=爪)」が基本で、動物の鉤爪は「กรงเล็บ(krong lep/グロンレップ)」といいます。
ポルトガル語:unha(ウーニャ) / garra(ガーハ)
ポルトガル語では「unha(ウーニャ=人間の爪)」が基本で、「garra(ガーハ=猛獣の爪)」もあります。
ヒンディー語:नाखून(ナークーン) / पंजा(パンジャー)
ヒンディー語では「नाखून(nākhūn/ナークーン=人間の爪)」が一般的です。動物の爪は「पंजा(panjā/パンジャー)」と表現されます。
インドネシア語:kuku(クク) / cakar(チャカル)
インドネシア語では「kuku(クク=爪)」が一般的で、動物の爪は「cakar(チャカル=鉤爪)」といいます。
ベトナム語:móng tay(モン タイ) / móng vuốt(モン ヴオット)
ベトナム語では「móng tay(モン タイ=手の爪)」が基本で、「móng vuốt(モン ヴオット=動物の爪)」もあります。
トルコ語:tırnak(トゥルナック) / pençe(ペンチェ)
トルコ語では「tırnak(トゥルナック=爪)」が基本で、「pençe(ペンチェ=動物の爪)」が併用されます。
ペルシャ語:ناخن(ナーホン) / چنگال(チャンガール)
ペルシャ語では「ناخن(nākhon/ナーホン=爪)」が人間に使われ、「چنگال(changāl/チャンガール=鉤爪)」は動物に用いられます。
最後に
この記事では、世界各国の言語での「爪」の表現をご紹介しました。「nail」「uña」「爪」「爪子」「коготь」など、それぞれの文化で「美」「鋭さ」「力」を象徴する言葉として使われています。
ネーミングに使う場合は、「鋭さ」「軌跡」「力強さ」といったイメージを込めることで、印象的な表現になります。
コメント