「クリスマス」は、イエス・キリストの誕生を祝う祭りで、12月25日に世界各地で行われます。宗教的な意味合いだけでなく、家族や友人と過ごす季節の行事として定着しています。
ツリーやイルミネーション、プレゼント交換などの習慣は国によって異なりますが、「クリスマス」という言葉は世界共通の特別な響きを持っています。
この記事では、様々な国と文化で使われる「クリスマス」の表現をご紹介します。
- 世界の『クリスマス』の表現を一挙紹介します
世界各国の「クリスマス」の表現まとめ
日本語:クリスマス
日本語ではカタカナで「クリスマス」と表記します。宗教的意味合いよりも季節のイベントとして広く親しまれています。
英語:Christmas(クリスマス)
英語の「Christmas(クリスマス)」は「Christ(キリスト)」と「Mass(ミサ)」が語源です。世界的に最も広く知られる表現です。
中国語:圣诞节(シェンダンジエ)
中国語では「圣诞节(shèngdàn jié/シェンダンジエ=聖誕節)」と呼ばれます。直訳すると「聖なる誕生日の祭り」で、都市部を中心に祝われます。
韓国語:크리스마스(クリスマス) / 성탄절(ソンタンジョル)
韓国語では外来語として「크리스마스(keuriseumaseu/クリスマス)」が広く使われますが、正式には「성탄절(seongtan-jeol/ソンタンジョル=聖誕節)」と表現します。
フランス語:Noël(ノエル)
フランス語では「Noël(ノエル)」と呼ばれます。ラテン語の「natalis(誕生)」に由来し、詩や歌の題材としても頻繁に登場します。
スペイン語:Navidad(ナビダ)
スペイン語では「Navidad(ナビダ)」と呼ばれます。語源は「誕生」を意味する「natividad」で、宗教的な響きを強く残しています。
ドイツ語:Weihnachten(ヴァイナハテン)
ドイツ語では「Weihnachten(ヴァイナハテン)」と表現されます。「聖なる夜々」を意味し、伝統的に家族で祝う行事です。
イタリア語:Natale(ナターレ)
イタリア語では「Natale(ナターレ)」と呼ばれます。ラテン語「natalis(誕生)」に由来し、宗教儀式と家庭の祝祭が融合しています。
ロシア語:Рождество(ロジュデストヴォ)
ロシア語では「Рождество(Rozhdestvó/ロジュデストヴォ=誕生)」と呼ばれます。ロシア正教ではユリウス暦に従い1月7日に祝われます。
アラビア語:عيد الميلاد(イードゥ アル=ミーラード)
アラビア語では「عيد الميلاد(ʿīd al-mīlād/イードゥ アル=ミーラード=誕生祭)」と表現されます。キリスト教徒のコミュニティを中心に用いられます。
ヘブライ語:חג המולד(ハグ ハモラード)
ヘブライ語では「חג המולד(ḥag hamolad/ハグ ハモラード=誕生の祭り)」と表現され、キリスト教徒の間で用いられます。
タイ語:วันคริสต์มาส(ワン クリスマット)
タイ語では「วันคริสต์มาส(wan khrit-mát/ワン クリスマット=クリスマスの日)」と呼ばれます。都市部を中心にイベントとして普及しています。
ベトナム語:Giáng sinh(ザン シン)
ベトナム語では「Giáng sinh(ザン シン=降誕)」と呼ばれます。カトリック文化の影響が強く、全国で祝われます。
ヒンディー語:क्रिसमस(クリスマス)
ヒンディー語でも「क्रिसमस(krisamasu/クリスマス)」と外来語としてそのまま使われます。宗教的な意味合いと共に都市部のイベントとしても定着しています。
ウルドゥー語:کرسمس(クリスマス)
ウルドゥー語でも「کرسمس(krismas/クリスマス)」と呼ばれます。キリスト教徒の社会で祝祭日として広く使われています。
スワヒリ語:Krismasi(クリスマシ)
スワヒリ語では「Krismasi(クリスマシ)」と呼ばれます。東アフリカの教会や家庭で祝われ、賛美歌やミサと共に楽しまれます。
スウェーデン語:Jul(ユール)
スウェーデン語では「Jul(ユール)」と呼ばれ、古ノルド語「jól」に由来します。元々は冬至祭であり、キリスト教と融合して現在のクリスマスとなりました。
フィンランド語:Joulu(ヨウル)
フィンランド語では「Joulu(ヨウル)」と表現されます。ユール(冬至祭)の伝統とキリスト教の祭礼が結びついた言葉です。
ポーランド語:Boże Narodzenie(ボジェ ナロジェニェ)
ポーランド語では「Boże Narodzenie(ボジェ ナロジェニェ=神の誕生)」と呼ばれます。宗教的意味合いが強く、家庭での伝統的な儀式が重視されます。
チェコ語:Vánoce(ヴァーノツェ)
チェコ語では「Vánoce(ヴァーノツェ)」と呼ばれます。語源は「聖なる夜々」に由来し、家族団らんの中心的な祝祭です。
ポルトガル語:Natal(ナタウ)
ポルトガル語では「Natal(ナタウ)」と呼ばれます。ブラジルをはじめポルトガル語圏全体で盛大に祝われます。
トルコ語:Noel(ノエル)
トルコ語では「Noel(ノエル)」と呼ばれます。主に都市部のイベントや商業的な場面で用いられる表現です。
ギリシャ語:Χριστούγεννα(フリストゥゲナ)
ギリシャ語では「Χριστούγεννα(Christoúgenna/フリストゥゲナ=キリストの誕生)」と呼ばれます。東方正教会では宗教儀式と共に祝われます。
最後に
この記事では、世界各国の言語での「クリスマス」の表現をご紹介しました。
「Christmas」「Noël」「Navidad」「Weihnachten」など、各国語で響きは異なりますが、共通して「誕生と祝福」を意味する言葉として定着しています。
世界の「クリスマス」の呼び名を知ることで、この祝祭の多様な文化背景をより深く味わうことができます。
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