「黄昏」を表す外国語まとめ。各国の言葉でなんと言う?

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「黄昏(たそがれ)」は、夕暮れの薄暗い時間帯を指す言葉です。もともとは「誰そ彼(たそかれ)=そこにいるのは誰か」という古語に由来し、薄暗さで人の顔が見分けにくい時間を意味しました。

日本語では文学や詩歌に頻繁に登場し、哀愁や郷愁を象徴する言葉として親しまれています。

この記事では、様々な国と文化で使われる「黄昏」の表現をご紹介します。

この記事で分かること
  • 世界の『黄昏』の表現を一挙紹介します
目次

世界各国の「黄昏」の表現まとめ

日本語:黄昏(たそがれ)

「黄昏(たそがれ)」は「誰そ彼(たそかれ)」が語源で、人の識別が難しい薄暗い時間を指します。文学や音楽では、寂しさや幻想性を伴う時間帯として描かれます。

英語:twilight(トワイライト) / dusk(ダスク)

英語では「twilight(トワイライト=薄明かり)」や「dusk(ダスク=夕暮れの薄闇)」が黄昏にあたります。詩的なニュアンスを含む「twilight」は映画や文学の題名にも使われます。

中国語:黄昏(ホワンフン)

中国語でも「黄昏(huánghūn/ホワンフン)」が使われ、日本語と同じ表記です。古詩や現代文学で、別れや寂しさを象徴する表現として多用されます。

韓国語:황혼(ファンホン)

韓国語では「황혼(hwanghon/ファンホン)」が黄昏にあたります。詩や小説で老い・人生の終わりを象徴する比喩的意味合いも持ちます。

フランス語:crépuscule(クレピュスキュル)

フランス語では「crépuscule(クレピュスキュル)」が黄昏を意味します。詩的な響きを持ち、文学や哲学でよく用いられる言葉です。

スペイン語:crepúsculo(クレプスクロ)

スペイン語では「crepúsculo(クレプスクロ)」と表現されます。宗教的文脈や詩で神秘的な時間を表す言葉として使われます。

ドイツ語:Dämmerung(デンメルング)

ドイツ語では「Dämmerung(デンメルング=薄明)」が黄昏にあたります。夕暮れにも夜明けにも使えますが、文脈によって黄昏を指すことが多いです。

イタリア語:crepuscolo(クレプスコロ)

イタリア語では「crepuscolo(クレプスコロ)」が黄昏を意味します。叙情的で、音楽や文学作品の題材としても親しまれています。

ロシア語:сумерки(スーメルキ)

ロシア語では「сумерки(sumerki/スーメルキ=薄暗がり)」と呼ばれます。詩的・叙情的な表現であり、人生の黄昏を象徴する比喩でも使われます。

アラビア語:غسق(ガサク)

アラビア語では「غسق(ghasaq/ガサク=夕暮れの薄闇)」が黄昏に相当します。宗教文献や詩で神秘的な時間帯として表現されます。

ヘブライ語:דמדומים(ディムドゥミーム)

ヘブライ語では「דמדומים(dimdumim/ディムドゥミーム=薄明)」と表現されます。宗教的儀式の時間区分や、文学的表現でよく登場します。

タイ語:สนธยา(ソン タヤー)

タイ語では「สนธยา(sonthaya/ソン タヤー=夕暮れ)」と表現されます。詩や歌詞に登場し、哀愁を帯びた情景を描きます。

ベトナム語:hoàng hôn(ホアン ホン)

ベトナム語では「hoàng hôn(ホアン ホン)」と表現されます。詩的な響きがあり、恋愛詩や歌にもしばしば使われます。

ヒンディー語:संध्या(サンディヤー)

ヒンディー語では「संध्या(sandhyā/サンディヤー=夕暮れ)」と呼ばれ、宗教儀式の時間帯名としても重要です。

ウルドゥー語:شام کا دھندلکا(シャーム カー ダフンドゥルカ)

ウルドゥー語では「شام کا دھندلکا(shām kā dhundhlakā/シャーム カー ダフンドゥルカ=夕暮れの薄明かり)」が黄昏を指します。詩的な表現としてよく用いられます。

スワヒリ語:machweo hafifu(マチュエオ ハフィフ)

スワヒリ語では「machweo hafifu(マチュエオ ハフィフ=淡い夕暮れ)」と表現されます。詩や歌で哀愁を示す場面に使われます。

スウェーデン語:skymning(フュムニング)

スウェーデン語では「skymning(フュムニング=薄暗がり)」が黄昏を意味します。文学や絵画でも日常的に登場する言葉です。

フィンランド語:hämärä(ハマラ)

フィンランド語では「hämärä(ハマラ=薄明かり)」が黄昏に相当します。長い北欧の暮らしにおいて、静けさを象徴する時間帯です。

ポーランド語:zmierzch(ズミェシュフ)

ポーランド語では「zmierzch(ズミェシュフ=薄暮)」と呼ばれます。文学では人生の終わりや静かな時間の比喩としても登場します。

チェコ語:soumrak(ソウムラク)

チェコ語では「soumrak(ソウムラク=黄昏)」が使われます。詩的な表現で、政治や歴史の転換点を比喩する際にも登場します。

ポルトガル語:crepúsculo(クレプスクロ)

ポルトガル語でも「crepúsculo(クレプスクロ)」が黄昏を意味します。文学や音楽に頻繁に使われる叙情的な言葉です。

トルコ語:alacakaranlık(アラジャカランルク)

トルコ語では「alacakaranlık(アラジャカランルク=半分の闇)」が黄昏を意味します。幻想的でミステリアスなニュアンスを持つ表現です。

ギリシャ語:λυκόφως(リコフォス)

ギリシャ語では「λυκόφως(lykófos/リコフォス=狼の光)」と表現されます。黄昏時に狼が出るという伝承に由来する表現です。

最後に

この記事では、世界各国の言語での「黄昏」の表現をご紹介しました。

「黄昏」「twilight」「crépuscule」など、各国語で異なる響きを持ちつつも、共通して一日の終わりの幻想的な時間を示しています。

夕暮れの情景を表す多彩な言葉を知ることで、日常の黄昏時をより詩的に味わうことができるでしょう。

\次の言葉を探そう!/

この記事の執筆者
ワーグリ編集部

この記事はワーグリ編集部が企画・執筆・編集を行っております。

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