「ライオン」は、アフリカやインドに生息する大型のネコ科動物で、「百獣の王」とも呼ばれる存在です。
勇敢さや威厳の象徴として、多くの文化や物語、紋章に登場してきました。
この記事では、様々な国と文化で使われる「ライオン」の表現をご紹介します。
- 世界の『ライオン』の表現を一挙紹介します
世界各国の「ライオン」の表現まとめ
日本語:ライオン
日本語では外来語「ライオン」が一般的で、漢語としては「獅子(しし)」も用いられます。
英語:lion(ライオン)
英語の「lion(ライオン)」は、勇気や力強さの象徴としても使われます。
中国語:狮子(シーズ)
中国語では「狮子(shīzi/シーズ)」と呼ばれます。伝統文化の「獅子舞」もここから来ています。
韓国語:사자(サジャ)
韓国語では「사자(saja/サジャ)」と呼ばれ、漢字語の「獅子」に由来します。
フランス語:lion(リヨン)
フランス語では「lion(lion/リヨン)」と発音され、紋章学や物語に頻出します。
スペイン語:león(レオン)
スペイン語では「león(レオン)」と呼ばれ、地名や人名にもよく使われます。
ドイツ語:Löwe(レーヴェ)
ドイツ語では「Löwe(レーヴェ)」が使われ、星座「Löwe(しし座)」としても親しまれます。
イタリア語:leone(レオーネ)
イタリア語では「leone(レオーネ)」と呼ばれ、威厳や勇敢さを象徴します。
ロシア語:лев(リェーフ)
ロシア語では「лев(lev/リェーフ)」と呼ばれます。
アラビア語:أسد(アサド)
アラビア語では「أسد(asad/アサド)」が一般的です。勇敢さを表す名前としても使われます。
ヘブライ語:אַרי(アリ)
ヘブライ語では「אַרי(ari/アリ)」が使われ、宗教や文学にもしばしば登場します。
タイ語:สิงโต(シントー)
タイ語では「สิงโต(singto/シントー)」が「ライオン」を意味します。
ベトナム語:sư tử(スー トゥー)
ベトナム語では「sư tử(スー トゥー)」と呼ばれ、漢字文化圏由来の表現です。
ヒンディー語:सिंह(シン) / शेर(シェール)
ヒンディー語では「सिंह(siṃha/シン)」や「शेर(sher/シェール)」が使われます。「シン」は人名にも多く使われます。
ウルドゥー語:شیر(シェール)
ウルドゥー語では「شیر(sher/シェール)」が一般的で、勇敢な人を例える際にも使われます。
スワヒリ語:simba(シンバ)
スワヒリ語では「simba(シンバ)」と呼ばれ、映画『ライオン・キング』の主人公名としても有名です。
アムハラ語:አንበሳ(アンベサ)
アムハラ語では「አንበሳ(’anbäsa/アンベサ)」が「ライオン」を意味します。
スウェーデン語:lejon(レイヨン)
スウェーデン語では「lejon(レイヨン)」が「ライオン」を意味します。
フィンランド語:leijona(レイヨナ)
フィンランド語では「leijona(レイヨナ)」が「ライオン」を意味します。フィンランド国章のシンボルでもあります。
ポーランド語:lew(レフ)
ポーランド語では「lew(レフ)」と呼ばれます。
中世の貴族の紋章や都市旗に多く登場し、勇敢さや高貴さを象徴。ポーランド南部の歴史都市「Lwów(ルヴフ/現・ウクライナのリヴィウ)」の名前も「ライオン」に由来します。
チェコ語:lev(レフ)
チェコ語では「lev(レフ)」と呼ばれ、国章のシンボルにも使われます。
ポルトガル語:leão(レアン)
ポルトガル語では「leão(レアン)」が「ライオン」を意味します。
トルコ語:aslan(アスラン)
トルコ語では「aslan(アスラン)」が「ライオン」を意味します。人名や文学作品の題名にも多用されます。
ギリシャ語:λιοντάρι(リオンダリ)
ギリシャ語では「λιοντάρι(liondári/リオンダリ)」が「ライオン」を意味します。
最後に
この記事では、世界各国の言語での「ライオン」の表現をご紹介しました。
「lion」「león」「aslan」「simba」など、それぞれの言葉は文化や物語の中で勇敢さや威厳を象徴しています。
言葉の響きの違いを楽しみながら、世界の「ライオン」の表現を味わってみてください。
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