「たんぽぽ」は、春になると黄色い花を咲かせる植物で、日本では親しみ深い存在です。
綿毛となって風に飛んでいく姿は、希望や旅立ちの象徴としても表現されてきました。
この記事では、様々な国と文化で使われる「たんぽぽ」の表現をご紹介します。
- 世界の『たんぽぽ』の表現を一挙紹介します
世界各国の「たんぽぽ」の表現まとめ
世界各国語での「たんぽぽ」の表現をまとめました。
日本語:たんぽぽ(蒲公英)
日本語では「たんぽぽ」と呼び、春を代表する野草のひとつとして親しまれています。
英語:dandelion(ダンデライオン)
英語では「dandelion」と呼び、語源はフランス語の「ライオンの歯(dent de lion)」です。
中国語:蒲公英(プーゴンイン)
中国語では「蒲公英(púgōngyīng)」と表し、漢方薬としても利用されてきました。
韓国語:민들레(ミンドゥルレ)
韓国語では「민들레」といい、春の花として広く知られています。
フランス語:pissenlit(ピサンリ)
フランス語では「pissenlit」と呼ばれ、直訳すると「寝小便する草」というユニークな名前です。
スペイン語:diente de león(ディエンテ デ レオン)
スペイン語では「ライオンの歯」を意味し、葉の形から名づけられています。
ドイツ語:Löwenzahn(レーヴェンツァーン)
ドイツ語でも「ライオンの歯」を意味し、古くから薬草として使われてきました。
イタリア語:dente di leone(デンテ ディ レオーネ)
イタリア語でも同様に「ライオンの歯」という表現で呼ばれています。
ロシア語:одуванчик(アドゥヴァンチク)
ロシア語の「одуванчик」は「吹く草」の意で、綿毛が飛ぶ姿から名付けられました。
アラビア語:الهندباء(アル・ヒンドバー)
アラビア語では「الهندباء(al-hindibāʼ)」と呼び、薬草の一種として認識されています。
ヘブライ語:שִׁן הָאֲרִי(シン ハアリ)
ヘブライ語では「ライオンの歯」を意味し、ヨーロッパ語と同じ語源を持ちます。
タイ語:ดอกแดนดิไลออน(ドーク ダンディライオン)
タイ語では「ดอกแดนดิไลออน」といい、外来語由来の表現が使われます。
ベトナム語:bồ công anh(ボー コン アイン)
ベトナム語では「bồ công anh」と呼ばれ、直訳すると「英雄の草」です。
ヒンディー語:सिंहपर्णी(シンハパルニ)
ヒンディー語では「सिंह(ライオン)+पर्णी(葉)」で「ライオンの葉」という意味です。
ウルドゥー語:شیر کا دانت(シール カ ダーント)
ウルドゥー語でも「ライオンの歯」という意味で表現されます。
スワヒリ語:mlimbo wa simba(ムリンボ ワ シンバ)
スワヒリ語では「ライオンの歯」に由来する表現が使われます。
アムハラ語:አንበሳ ጥርስ(アンベサ ツィルス)
アムハラ語でも「ライオンの歯」として表現されます。
スウェーデン語:maskros(マスクロース)
スウェーデン語では「maskros(虫のバラ)」というユニークな呼び方です。
フィンランド語:voikukka(ヴォイクッカ)
フィンランド語では「バターの花」を意味する名前が付けられています。
ポーランド語:mniszek lekarski(ムニシェク レカルスキ)
ポーランド語では「修道士の草」という意味を持ち、薬用植物として知られます。
チェコ語:pampeliška(パンペリシュカ)
チェコ語では「pampeliška」と呼ばれ、春の野に広がる花として親しまれています。
ポルトガル語:dente-de-leão(デンチ デ レアン)
ポルトガル語でも「ライオンの歯」と呼ばれ、ヨーロッパ諸語と同系統です。
トルコ語:karahindiba(カラヒンディバ)
トルコ語では「karahindiba」と呼ばれ、伝統医学でも用いられる植物です。
ギリシャ語:πικραλίδα(ピクラリダ)
ギリシャ語では「苦い草」を意味する「πικραλίδα」が使われます。
最後に
この記事では、世界各国の言語での「たんぽぽ」の表現をご紹介しました。
「ライオンの歯」「バターの花」「虫のバラ」など、国によってユニークな呼び名が存在します。
身近な野草「たんぽぽ」も、世界の言葉を通して見ると新たな発見があります。
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